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J-GLOBAL ID:200903050599681917

Ku欠損細胞と非ヒトトランスジェニック動物

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 平木 祐輔 (外2名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1998508246
Publication number (International publication number):2000515386
Application date: Aug. 07, 1997
Publication date: Nov. 21, 2000
Summary:
【要約】ターゲティングされた破壊により突然変異されているXRCC5遺伝子の少なくとも1つの対立遺伝子を含む、Ku-欠損細胞およびトランスジェニック動物が記載される。XRCC5突然変異胚およびマウス由来の繊維芽細胞は、早期に老化することがわかった。これらの細胞は、増殖が低下しており、S期に入るのが遅く、小さいコロニーが多い変化したコロニー分布を有し、寿命が短く、最終分化に特徴的な形態を示した。突然変異細胞はまた、γ線放射に対して高度に感受性であった。突然変異マウスは対照同腹子より成長が遅いため、組織培養データは、インビボで少なくとも部分的に再現された。XRCC5突然変異(xrcc5M1と呼ぶ)は、読みとり枠をシフトさせるヌクレオチド701〜964の欠失であった。欠失した対立遺伝子は、検出可能な転写物を産生せず、リンパ球の成長とv(D)J組換えは大幅に破壊されているため、xrcc5M1は、無効(null)であると予想される。
Claim (excerpt):
1.XRCC5遺伝子の少なくとも1つの対立遺伝子中に遺伝子操作された突然変異を含む、二倍体動物細胞。2.突然変異XRCC5対立遺伝子についてホモ接合性である、請求項1記載の細胞。3.前記突然変異は欠失突然変異である、請求項1記載の細胞。4.前記突然変異は、XRCC5コード配列のヌクレオチド701〜964が欠失している、請求項3記載の細胞。5.マウス胚幹細胞である、請求項1記載の細胞。6.XRCC5遺伝子の少なくとも1つの対立遺伝子の発現または機能を改変する、遺伝子操作された突然変異を含む、非ヒトトランスジェニック動物。7.請求項6記載の非ヒトトランスジェニック動物の突然変異胚子孫。8.XRCC5遺伝子中の前記突然変異についてホモ接合性である、請求項6記載の動物。9.前記突然変異は欠失突然変異である、請求項6または8のいずれか1項に記載の動物。10.前記欠失突然変異は、XRCC5コード配列のヌクレオチド701〜964を含む、請求項9記載の動物。11.XRCC5遺伝子中の前記突然変異についてホモ接合性な、単離された胚繊維芽細胞である、請求項1記載の細胞。12.XRCC5M1-/-細胞の表現型をレスキューする突然変異をスクリーニングするための方法であって、(A)遺伝的に改変したKu-欠損細胞を増殖させて、8回目の継代以後に老化しない細胞を観察する工程;(B)8回目の継代以後に老化しない細胞について3T3または3T9または集団の倍化解析を行って、寿命を測定する工程;(C)老化細胞中で見いだされる特徴について、継代8以後に老化しない細胞の形態を観察する工程;および(D)工程Cからの細胞中のゲノム改変を同定する工程、を含んでなる前記方法。13.前記条件は、トランスフェクションされた遺伝子または内因性遺伝子の過剰発現を含む、請求項12記載の方法。14.前記条件は、トランスフェクションされた遺伝子または内因性遺伝子の異所性発現を含む、請求項12記載の方法。15.前記条件は、細胞サイクルの負の調節が欠損しているか、または細胞サイクルを介して進行することに優れている、遺伝的バックグランドで、XRCC5M1突然変異、またはKu-欠損を引き起こす任意の突然変異を増殖(bleed)することを含む、請求項12記載の方法。
IPC (3):
C12N 15/09 ,  A01K 67/027 ,  C12N 5/10
FI (3):
C12N 15/00 A ,  A01K 67/027 ,  C12N 5/00 B

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