Pat

J-GLOBAL ID：200903050617295221

中心部特性に優れる高張力鋼およびその製造方法

Inventor： 藤原 知哉 ,  岡口 秀治 ,  濱田 昌彦 ,  小溝 裕一
Applicant, Patent owner： 住友金属工業株式会社
Agent (1)： 森 道雄 (外1名)
Gazette classification：公開公報
Application number (International application number)：1997342372
Publication number (International publication number)：1999172365
Application date： Dec. 12, 1997
Publication date： Jun. 29, 1999
Summary：

【要約】【課題】900MPa以上の引張強さ、中心部の靭性、耐HICおよび溶接性に優れた高張力鋼および製造方法の提供。【解決手段】(1)重量比にて、C:0.02〜0.1%、Si:0.6%以下、Mn:0.2%〜2%、Ni:0.2〜1.2%、Ti:0.005〜0.03%、Al:0.1%以下、N:0.001〜0.006%、B:0.0005〜0.0025%、Cr:0.6%超え1.2%以下、Mo:0.6%超え1.2%以下、任意元素Cu、Nb、V、Caを含み、下部ベイナイトとマルテンサイトの混合組織の体積率が組織全体の90%以上で混合組織のうち下部ベイナイトの体積率が10%以上であり、かつ旧γ粒のアスペクト比が3以上、TS900MPa以上の高張力鋼。(2)鋳片を、900〜1200°Cに加熱後圧延し、γの未再結晶温度域での累積圧下率を50%以上とし、Ar3点以上で圧延を終了し、Ar3点以上から10〜45°C/sの冷却速度で冷却し、必要に応じてAc1点未満で焼戻しする(1)の高張力鋼の製造方法。

Claim (excerpt)：

重量比にて、C:0.02〜0.1% Si:0.6%以下Mn:0.2%〜2% Ni:0.2〜1.2%Ti:0.005〜0.03% Al:0.1%以下N:0.001〜0.006% B:0.0005〜0.0025%Cr:0.6%超え1.2%以下 Mo:0.6%超え1.2%以下Cu:0〜0.6% Nb:0〜0.1%V:0〜0.1% Ca:0〜0.006%を含み、不可避的不純物元素のうちのP:0.015%以下、S:0.003%以下であり、下部ベイナイトとマルテンサイトの混合組織の体積率が金属組織全体の90%以上、該混合組織のなかでの下部ベイナイトの体積率が10%以上であり、かつ旧オーステナイト粒のアスペクト比が3以上であることを特徴とする引張強さが900MPa以上の中心部特性に優れた高張力鋼。

IPC (3)：

C22C 38/00 301 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/58

FI (3)：

C22C 38/00 301 A ,  C21D 8/02 A ,  C22C 38/58