Pat
J-GLOBAL ID:200903051485749380

低温アルカリプロテアーゼ、これを生産する微生物及び当該アルカリプロテアーゼの製造法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 有賀 三幸 (外3名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1995135056
Publication number (International publication number):1996322562
Application date: Jun. 01, 1995
Publication date: Dec. 10, 1996
Summary:
【要約】【構成】 次の酵素学的性質を有する低温アルカリプロテアーゼ、これを生産する微生物及び当該アルカリプロテアーゼの製造法。1)作用温度及び最適温度0〜70°Cで作用し、最適温度は約40°Cである。Ca2+イオンが存在すると作用最適温度は50°Cに移行する。10°Cにおいても最適温度活性値の約20%、0°Cにおいても最適温度活性値の約10%の活性を保持する。2)温度安定性pH8.0、15分間の処理条件で45°Cまで安定であり、Ca2+イオンが存在すると50°Cまで安定である。3)作用pH及び最適pHpH4〜12以上で作用し、最適pHは11である。pH12においても、最大活性値の70%以上の活性を保持する。4)pH安定性20°C、15分間の処理条件でpH5〜12までの各pHで極めて安定である。【効果】 種々の界面活性剤によって活性促進を受け、低温領域においても活性を保持する。
Claim (excerpt):
次の酵素学的性質を有する低温アルカリプロテアーゼ。1)作用温度及び最適温度0〜70°Cで作用し、最適温度は約40°Cにある。Ca2+イオンが存在すると作用最適温度は50°Cに移行する。10°Cにおいても最適温度活性値の約20%、0°Cにおいても最適温度活性値の約10%の活性を保持する。2)温度安定性pH8.0、15分間の処理条件で45°Cまで安定であり、Ca2+イオンが存在すると50°Cまで安定である。3)作用pH及び最適pH作用pH範囲は4〜12以上で、最適pHは11である。pH12においても、最大活性値の70%以上の活性を保持する。4)pH安定性20°C、15分間の処理条件でpH5〜12までの各pHで極めて安定である。5)分子量ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)-ポリアクリルアミドゲル電気泳動法による推定分子量は、約54,000である。6)基質特異性天然基質であるカゼイン、尿素変性ヘモグロビン及び卵黄に対して作用する。合成基質であるSuc-Ala-Ala-Pro-Phe-pNA、Suc-Ala-Ala-Pro-Leu-pNA、Suc-Ala-Ala-Val-Ala-pNA及びZ-Ala-Ala-Leu-pNA(ここでSucはサクシニル基を、pNAはp-ニトロアニリニル基を、Zはカルボベンゾイル基を示す)に対して作用し、p-ニトロアニリンを遊離させる。7)金属イオンの影響Hg2+及びZn2+イオンによって阻害される。8)阻害剤EDTA、フェニルメタンスルホニルフルオライド(PMSF)、キモスタチン及びp-クロロマーキュリ安息香酸(PCMB)によって阻害される。ジチオスレイトール(DTT)、N-エチルマレイミド(NEM)、5,5′-ジチオ-ビス(2-ニトロ安息香酸)(DTNB)、ベスタチン、ロイペプチン、ペプスタチン及びホスホラミドンによって阻害を受けない。9)界面活性剤の影響アルカン硫酸ナトリウム(SAS)、α-オレフィン硫酸ナトリウム(AOS)、ポリオキシエチレンアルキル硫酸ナトリウム(ES)、ソフタノール70H及びα-スルホ脂肪酸エステル(α-SFE)によって2〜7倍の活性促進を受ける。ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)に対しても安定である。
IPC (4):
C12N 9/52 ,  C12N 1/20 ,  C11D 3/386 ,  C12R 1:01
FI (3):
C12N 9/52 ,  C12N 1/20 A ,  C11D 3/386
Patent cited by the Patent:
Cited by applicant (1)
  • 特開昭63-042686

Return to Previous Page