Pat
J-GLOBAL ID:200903053261530351

タンパク質あるいはペプチドのカルボキシ末端からのアミノ酸配列を決定する方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 林 敬之助
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1992181183
Publication number (International publication number):1994027113
Application date: Jul. 08, 1992
Publication date: Feb. 04, 1994
Summary:
【要約】【目的】 酵素を用いることなく、タンパク質あるいはペプチド(タンパク質等)のカルボキシ末端からのアミノ酸配列を決定する。【構成】 カルボキシ末端がオキサゾロン誘導体であるアセチル化されたタンパク質等に、所定の直鎖有機酸の蒸気を作用させて、カルボキシ末端のアミノ酸を遊離させ、そのアミノ酸とカルボキシ末端のアミノ酸を失ったアセチル化されたタンパク質等との混合物に無水酢酸の蒸気を作用させて、そのアミノ酸をアセチル化し、アセチル化されたアミノ酸とカルボキシ末端のアミノ酸を失ったアセチル化されたタンパク質等との混合物とし、さらに無水酢酸の蒸気を作用させて、アセチル化されたカルボキシ末端アミノ酸由来のオキサゾロン誘導体と、新たに生成されたカルボキシ末端がオキサゾロン誘導体であるアセチル化されたタンパク質等との混合物とし、この混合物からアセチル化されたカルボキシ末端アミノ酸由来のオキサゾロン誘導体を有機溶媒で抽出して同定する、という操作を繰り返すことによりアミノ酸配列を決定する。
Claim (excerpt):
第1段階として、カルボキシ末端がオキサゾロン誘導体であるアセチル化されたタンパク質あるいはペプチドに、一般式、CF3 -(CF2 )n -COOH(nは1あるいは2)で表される有機酸の蒸気を作用させて、カルボキシ末端のアミノ酸を遊離させた後、第2段階として、そのアミノ酸とカルボキシ末端のアミノ酸を失ったアセチル化されたタンパク質あるいはペプチドとの混合物に無水酢酸の蒸気を作用させて、そのアミノ酸をアセチル化し、アセチル化されたアミノ酸とカルボキシ末端のアミノ酸を失ったアセチル化されたタンパク質あるいはペプチドとの混合物とし、第3段階として、この混合物にさらに無水酢酸の蒸気を作用させて、アセチル化されたカルボキシ末端アミノ酸由来のオキサゾロン誘導体と、新たに生成されたカルボキシ末端がオキサゾロン誘導体であるアセチル化されたタンパク質あるいはペプチドとの混合物とし、この混合物からアセチル化されたカルボキシ末端アミノ酸由来のオキサゾロン誘導体を有機溶媒で抽出して同定する、という一連の操作を繰り返すことを特徴とした、タンパク質あるいはペプチドのカルボキシ末端からのアミノ酸配列を決定する方法。

Return to Previous Page