Pat
J-GLOBAL ID:200903053727820428
後期糖化最終生成物(AGE)形成の新規阻害剤
Inventor:
,
Applicant, Patent owner:
,
Agent (1):
社本 一夫 (外5名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):2000609388
Publication number (International publication number):2002541139
Application date: Apr. 05, 2000
Publication date: Dec. 03, 2002
Summary:
【要約】アリール及びヘテロ環式ウレイド並びにアリール及び複素環式カルボキサミドフェノキシイソ酪酸の誘導体は、後期糖化最終生成物及び架橋の形成となることが多いタンパク質の非酵素的糖化を阻害することが見いだされた。他の多くのフェノキシイソ酪酸誘導体並びに本明細書中に開示の特定の他の化合物も、タンパク質の非酵素的糖化を阻害することが見いだされた。タンパク質の非酵素的糖化及び架橋は、加齢と共に増加する長寿命のタンパク質の糖化最終生成物及び架橋を伴う老化プロセスの一部である。このプロセスでは、たとえば糖尿病で併発するように血液中及び細胞間環境での還元糖が高濃度に上昇する。罹患分子の構造的及び機能的完全性は、これらの修飾により乱されて、深刻な結果を引き起こす可能性がある。本発明の化合物は、非酵素的糖化のこのプロセスを阻害し、その結果、糖尿病または老化により生じた弊害を幾らか阻害するのに使用することができる。本発明の化合物は、早期老化、食品中のタンパク質の損傷を防ぐのにも有用であり、且つ歯の変色を防止することができる。
Claim (excerpt):
生物体における糖化最終生成物またはタンパク質架橋形成を阻害する方法であって、前記方法は前記生物体に化合物または前記化合物の医薬的に許容可能な塩の有効量を投与することを含み、前記化合物は、4-〔3-(6-クロロ-2,4-(1H,3H)キナゾリンジオン)〕フェノキシイソ酪酸;4-(2-フルオイルカルボキサミド)フェノキシイソ酪酸;4-(3,5-ジクロロフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-(4-エチルカルバメートフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-(3,4-ジクロロフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-シクロヘキシルウレイドフェノキシイソ酪酸;4-(2,3-ジクロロフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-(4-カルボキシアルデヒドフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-(2-ナフチルカルボキサミド)フェノキシイソ酪酸;4-(4-メトキシフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-(3,4-ジメトキシフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-(4-クロロ-3-ニトロフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-(4-メチルフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-(3,4,5-トリメトキシフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-(3-クロロフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;N-4-(ニトロフタルイミド)フェノキシイソ酪酸;4-(2-チエニルカルボキサミド)フェノキシイソ酪酸;4-(4-ピリジルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-(3,4,5-トリクロロフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;L-ビス-〔4-(4-クロロベンズアミドフェノキシイソブチリル)シスチン〕;4-(3,4-ジクロロフェニルウレイド)フェノキシイソブチリルアミドメチルシクロヘキシル-4-カルボン酸;DL-N-4-〔(3,4-ジクロロフェニルウレイド)フェノキシイソブチリル〕ピペコリン酸;4-(3,5-ジクロロフェニルウレイド)フェノキシイソブチリル-1-アミドシクロヘキサン-1-カルボン酸;4-(4-ヨードフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-(4-ジメチルアミノフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-(2,4,6-トリクロロフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-(2,4,6-トリメチルフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-(4-クロロフェノキシアセトアミド)フェノキシイソ酪酸;4-(4-クロロ-3-ニトロベンゾイルカルボキサミド)フェノキシイソ酪酸;4-クロロジフェニルウレア-4'-カルボン酸;4-(3,4-ジクロロフェニルアセトアミド)フェノキシイソ酪酸;ジフェニルウレア-4-カルボン酸;4-(2-クロロ-4-ニトロフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-(ニコチニルアミド)フェノキシイソ酪酸;4-クロロフェノキシイソ酪酸;4-(ベンジルスルホンアミド)フェノキシイソ酪酸;4-(2,5-ジクロロベンゾイルカルボキサミド)フェノキシイソ酪酸;L-4-クロロベンゾイルフェニルアラニン;2-イソプロピル-5-メチルフェノキシイソ酪酸;4-(3,4-ジメトキシフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-(3-クロロ-4-フルオロフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-(3,5-ジクロロベンズアミドエチル)フェノキシイソ酪酸;4-(フェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-(フェニルウレイド-2-クロロ)フェノキシイソ酪酸;4-(2,6-ジクロロ-4-ニトロベンゾイルカルボキサミド)フェノキシイソ酪酸;4-(3,5-ジフルオロフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-(N-メチル-4-クロロベンズアミド)フェノキシイソ酪酸;4-(4-ニトロフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-(フェニルウレイド)フェノキシ酢酸;4-(4-クロロベンゾイルカルボキサミド)フェノキシイソ酪酸;4-(2-ヒドロキシ-4-クロロベンゾイルカルボキサミド)フェノキシイソ酪酸;4-(2-ヒドロキシ-3,5-ジクロロベンゾイルカルボキサミド)フェノキシイソ酪酸;4-(2-クロロ-5-ニトロフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-カルボキシフェノキシイソ酪酸;4-(4-カルボキシフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;2-ウレイドフェノキシイソ酪酸;ウレア1,3-ビス-4-フェノキシイソ酪酸;4-(4-モルホリノスルホニルフェニルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-〔(3,4-ジクロロフェニルメチル)2-クロロフェニルウレイド〕フェノキシイソ酪酸;4-(3-ピリジルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-〔(3,5-ジクロロベンゾイルアミノ)メチル〕フェノキシイソ酪酸;4-(2,4-ジクロロフェナシルアミノ)フェノキシイソ酪酸;4-(ベンジルウレイド)フェノキシイソ酪酸;4-アセトアミド安息香酸;2-クロロ-4-アセトアミド安息香酸;4-アミノフェノキシイソ酪酸;4-アセトキシ安息香酸;4-ヒドロキシ安息香酸;2-アセトアミドテレフタル酸;5-クロロ-2-アセトキシ安息香酸;2-アセトアミド-5-アセトキシ安息香酸;2-アセトキシ-5-ヒドロキシ安息香酸;2-アミノ-5-ヒドロキシ安息香酸;2-(8-キノリノキシ)プロピオン酸;4-アミノベンゾイルグリシン;N-グアニルグアニジノ-N'-4-フェノキシ酢酸;2-(2,5-ジクロロフェノキシ)プロピオン酸;4-ジメチルアミノ安息香酸;2-アミノ-4,5-ジメトキシ安息香酸;4-スルホンアミド安息香酸;2-アミノ-4-クロロ安息香酸;4-ヒドロキシフェニル酪酸;2-メチル-4-キノリンカルボン酸;2-メチル-3,4-キノリンジカルボン酸;6-ブロモ-2-メチル-3,4-キノリンジカルボン酸;4-アセトアミドフェノキシ酢酸;1-(4-クロロフェノキシブチリルアミド)-1-シクロヘキサンカルボン酸;4-クロロフェニルアミノカルボニルイミノ二酢酸;3-クロロ-4-ニトロフェニルウレイドフェノキシイソ酪酸;メチレンビス〔4,4'-(2-クロロフェニルウレイドフェノキシイソ酪酸)〕;N,N'-ビス(2-クロロ-4-カルボキシフェニル)ホルムアミジン;N,N'-ビス(2-カルボキシフェニル)ホルムアミジン;及び【化1】[式中、R1、R2、R3及びR4は、同一または異なっていてもよく、水素、ハロゲン、1〜6個の炭素原子の直鎖若しくは分岐鎖アルキル、アリール、3〜7個の炭素原子のシクロアルキル、及び1〜6個の炭素原子のアルコキシからなる群から独立して選択され;R5及びR6は同一または異なっていてもよく、水素、ハロゲン、1〜6個の炭素原子の直鎖若しくは分岐鎖アルキル基、前記アルキル部分が1〜6個の炭素原子を持つアラルキル、3〜7個の炭素原子のシクロアルキル、及びアリールからなる群から選択され;及びR7は、水素または、1〜6個の炭素原子の直鎖若しくは分岐鎖アルキル基である]の化合物並びにその医薬的に許容可能な塩からなる群から選択される、前記方法。
IPC (50):
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Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (5)
-
特開昭61-009227
-
特表平2-503797
-
特開昭62-022517
-
特開昭62-032880
-
特表平3-505728
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