Pat
J-GLOBAL ID:200903054089460105
迅速なPCRサイクルを用いる核酸の増幅方法及び検出方法
Inventor:
,
,
,
Applicant, Patent owner:
Agent (1):
青木 朗 (外3名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1992109820
Publication number (International publication number):1993304960
Application date: Apr. 28, 1992
Publication date: Nov. 19, 1993
Summary:
【要約】【構成】 非常に迅速なPCR方法を用いて核酸を増幅及び検出できる。この方法は、臨界的に定義された温度及び時間パラメーターを有する一連の工程を含んで成る。各PCRサイクルは、一般的に2分間以内の時間を必要とし、そして多くの場合、90秒間以内の時間を必要とする。少なくとも5単位/100μLの熱安定性DNAポリメラーゼの溶液を使用し、そして更に好ましいレベルのプライマー濃度を用いて増幅サイクルの速やかな循環を促進する。好ましい態様では、2つの温度のみが、増幅に用いられる。【効果】 このPCRを用いる核酸の増幅及び検出方法は、非常に迅速であり、そして高容量の被検体を用いる場合に都合が良い。
Claim (excerpt):
A.標的二本鎖核酸を、85〜100°Cの第1温度で1〜40秒間加熱する工程、B.第2温度まで5〜20秒間かけて冷却する工程、C.少なくとも5単位/溶液100μLの量の熱安定性DNAポリメラーゼ存在下、ハイブリッド形成プライマー伸長生成物を第3温度で1〜80秒間かけて形成させる工程であって、上記第3温度が、(Tm-15)°C〜(Tm+5)°C(ここで、Tmが上記変性した鎖及びプライマーの融解温度であり、そして上記第1温度と第3温度間の差(ΔT)が5〜35°Cである)の範囲内であり、D.上記ハイブリッド形成プライマー伸長生成物を、上記第1温度まで5〜20秒間かけて加熱し、そして上記生成物を上記温度に1〜40秒間維持する工程、並びにE.少なくとも1回はサイクルとして工程BからDまで連続的に繰り返す工程(ここで工程BからDまでのサイクルが、各々120秒間以内で行われる)、を含んで成る核酸の増幅方法であって、更に、上記工程AからEまでが、下記条件(a)上記第1温度と第2温度間の差(ΔT1 )が、5〜45°Cであること、及び(b)各プライマー濃度が、少なくとも0.075マイクロモルであること、の少なくとも1つを用いて行われ、工程AからEまでが上記条件(a)のみを用いて行われる場合に、工程BからDまでのサイクルの各サイクル時間が、少なくとも60秒間であることを条件とする核酸の増幅方法。
Return to Previous Page