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J-GLOBAL ID:200903054401147088

二重相反境界要素法による地下比抵抗構造解析方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 茂見 穰
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1997227213
Publication number (International publication number):1999052062
Application date: Aug. 08, 1997
Publication date: Feb. 26, 1999
Summary:
【要約】【課題】 二重相反境界要素法を電気的地下探査データの解析に適用するための改良を行い、逐次修正を行うことなく直接的に地下比抵抗構造を求める。【解決手段】 二重相反境界要素法を適用することによりポアソン方程式の駆動項を境界積分に変換し、境界上の測定電位Ψから対象領域内の比抵抗分布を求める方法である。不均質性を表す仮想電荷αを各要素毎に均等に分布する電荷密度の積分値とし、測定点で電位が既知、地表面上の電位の測定点間及び測線の周辺部でも法線方向の電流が0という境界条件で境界型微分方程式を解く。ポアソン方程式の近似関数の行列表現〔f〕と仮想電荷αとから駆動項bの分布を求め、格子点での電位の水平及び鉛直方向の偏微分係数を求める。次に対数比抵抗の偏微分係数を求め、それを積分して対数比抵抗の相対分布を求め、変化率分布を規格化し、別に求めた平均比抵抗から解析領域の絶対値比抵抗分布を求める。
Claim (excerpt):
電流電極に供給した電流に対する電位電極での測定電位を測線上の各測点で測定し、比抵抗が不均一であっても等方性と見なせる導電場が次のポアソン方程式∇2 Ψ=∇Ψ・∇R但し、Ψは電位、Rは対数比抵抗で表されることを利用して、その右辺の対数比抵抗にかかわる駆動項bを∇Ψ・∇R=(∂Ψ/∂x・∂R/∂x+∂Ψ/∂y・∂R/∂y) =b(x,y)とおき、二重相反境界要素法を適用することにより駆動項bを境界積分に変換して、境界上の測定電位Ψから対象領域内の比抵抗分布∂R/∂x,∂R/∂yを求める電気抵抗分布の同定方法において、電気探査による電位測定の際に電極を設置した範囲を、測定点と同数の境界要素に分割し、供給した電流と測定電位との組について地下の不均質性を表す仮想電荷αと、ベースとなる平均的な地下の比抵抗分布を表す仮想電荷βを境界要素に配置し、地中の見掛け比抵抗の平均値ρave から仮想電荷βに対応する電位の一般解を求め、該仮想電荷αを各要素毎に要素上もしくはその外側に均等に分布する電荷密度の積分値とすると共に、電位の測定点で電位が既知、地表面上の電位の測定点と測定点の間で法線方向の電流が0という境界条件で境界型微分方程式を解くことで前記仮想電荷αを求め、解析対象領域を格子状に分割し、ポアソン方程式の近似関数の行列表現〔f〕と前記仮想電荷αとから{b}=〔f〕{α}によりポアソン方程式の駆動項bの分布を求め、各格子点上での電位Ψの水平及び鉛直方向の偏微分係数∂Ψ/∂x,∂Ψ/∂yを求め、その電位の偏微分係数と前記駆動項bの分布から対数比抵抗Rの偏微分係数∂R/∂x,∂R/∂yを求め、次に対数比抵抗の偏微分係数を積分して対数比抵抗の相対分布を求め、変化率分布を平均値が0になるように規格化し、その規格化した相対値分布と別に求めた平均比抵抗ρave から解析領域の絶対値比抵抗分布を求めることを特徴とする二重相反境界要素法による地下比抵抗構造解析方法。
IPC (3):
G01V 3/02 ,  E02D 1/00 ,  G01N 27/04
FI (3):
G01V 3/02 C ,  E02D 1/00 ,  G01N 27/04 Z
Article cited by the Patent:
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