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J-GLOBAL ID:200903054700347409
器官の生存度を維持し及び/又は回復させる装置及び方法
Inventor:
,
Applicant, Patent owner:
Agent (1):
杉村 興作 (外1名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):2000571754
Publication number (International publication number):2002525290
Application date: Sep. 29, 1999
Publication date: Aug. 13, 2002
Summary:
【要約】器官を移送し、及び/又は保管するため、低温度で器官に潅流(低温度潅流モード)を行う前に、器官の生存力を監視し、保持し、及び/又は回復させるため、及び保管、及び/又は移送のため、器官を保存するため、正常温度で、器官に潅流(正常温度潅流モード)を行い、次に器官を移送し、及び/又は保管のため低温度で器官に潅流(低温度潅流モード)を行う器官潅流装置、及び方法である。酸素付加架橋結合ヘモグロビンをベースとする重炭酸塩医療流体のような医療流体によって、正常温度で、器官に潅流を行うことにより、温状態の虚血時間のため減少した器官内の高エネルギーヌクレオチド(例えば、ATP)レベルを回復させることにより、器官の生存力の回復を達成する。正常温度潅流モードでは、器官内に設置した管の端部に配置されたセンサに応動して、空気力で加圧される医療流体レザバーにより、器官潅流圧力を制御するのが好適である。この医療流体レザバーはステップモータで作動するカム弁と組み合わせて使用され、このカム弁は潅流圧力を微細に調整し、過剰に加圧するのを防止すると共に、緊急時に流れの遮断を行う。低温度潅流モードでは、好ましくは抗酸化剤で増量した単一晶質溶液の医療流体で、間欠的に、又は遅い連続する流れで、器官に潅流を行う。器官が過剰に加圧されないよう、低い圧力ヘッドを有する中間タンクから、重力によって、器官に医療流体を供給する。いずれの潅流モードにおいても、過剰な加圧を防止し、血管内皮ライニングの損傷、及び一般に器官の組織の損傷を防止する。また、好適には、器官の生存力を表示する流体特性のような、器官に潅流した医療流体の流体特性を監視することによって、いずれのモードの場合でも、器官の生存力を自動的に監視する。制御プログラムを使用して、潅流プロセスを自動的に制御することができる。
Claim (excerpt):
虚血の期間を経た少なくとも1個の器官の生存度を維持し、及び/又は回復させる方法において、 前記器官の虚血前のATPレベル、及び酵素レベルを維持すること、及び回復させることの少なくとも一方を行うため、前記器官の虚血前のATPレベルを維持すること、及び回復させることの少なくとも一方を、前記器官の糸粒体に行わせるのに有効な量の酸素を含有する第1医療流体を使用して、第1温度で、前記少なくとも1個の器官に潅流を行い、 前記第1医療流体を使用して、前記第1温度で、前記器官に潅流を行った後、持ち運びができるハウジングと、器官支持面と、器官への潅流ができるよう器官に連結できる管とを有する器官カセット内に前記器官を保管すること、及び前記器官カセット内の前記器官を移送することの少なくとも一方を行うことを特徴とする器官の生存力を維持し、及び/又は回復させる方法。
IPC (3):
A01N 1/02
, A61J 3/00 300
, A61J 3/00 301
FI (3):
A01N 1/02
, A61J 3/00 300 Z
, A61J 3/00 301
F-Term (7):
4H011CA01
, 4H011CB05
, 4H011CC01
, 4H011CC03
, 4H011CD00
, 4H011CD06
, 4H011CD08
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