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J-GLOBAL ID:200903054945552865

少量高頻度潅水法を特徴とする施設園芸用自動潅水制御器

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 竹中 一宣
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):2001092706
Publication number (International publication number):2002281842
Application date: Mar. 28, 2001
Publication date: Oct. 02, 2002
Summary:
【要約】【課題】 従来の潅水法は、土壌が許容できる圃場用水量を目安として1度に水を与えるので、潅水ごとに作物のストレスは急激に緩み、ストレスを与える生殖成長期には極端に水切りをするため、その反動として樹に対するダメージは大きく、収量を犠牲にして糖度を高める栽培方法を採用してきた。【解決手段】 親タイマー、子タイマー、潅水休止タイマーの時間設定と、土壌水分センサの乾燥限界値の設定によって、少量高頻度潅水法を行う本自動潅水制御器は、光合成能力を低下させることなく水ストレスを与えるので、収量を低下させることなく高品質化を実現し、正確で応答性の良い土壌水分センサの潅水判定により、急激な気象変化にもマッチした潅水ができる。水切りによる水ストレス等のストレスによる樹勢のダメージを軽減し、収量減と樹体の寿命の延命化が図れる。土壌条件、施設環境条件、気象条件に合致した潅水管理を実現させ、省力化、高品質化、高収量化、再現性のある安定生産が図られ、減肥・節水の環境保全型農業を展開する。
Claim (excerpt):
1日の内の潅水時間帯を任意に設定する親タイマー(1)、1回の潅水時間を任意に設定する子タイマー(2)、1回の潅水が土壌中を浸潤する時間を任意に設定する潅水休止タイマー(3)、電気的出力を持つ土壌水分センサに対して作物生育ステージ別の乾燥限界値(潅水開始点)を設定する潅水開始点設定ダイヤル(7)によって構成される施設園芸用自動潅水制御器において、前記親タイマー(1)で設定された1日の潅水時間帯内で、土壌水分センサで検出する乾燥限界値に達した時点で、前記子タイマー(2)で設定された作物1株当たりの極少量な潅水を行い、前記潅水休止タイマー(3)で設定された1回の潅水による浸潤時間の経過ののちに、土壌水分センサの潅水判定を再度行い、乾燥限界値以上では再度潅水し、乾燥限界値未満では潅水すること無く、再度土壌水分センサ(16)が前記乾燥限界値に達した時点において、前記子タイマー(2)で設定された少量の潅水を行い、1日の内の潅水時間帯内で潅水を高頻度にくり返し、過剰な潅水による排水を出さないことを特徴とする環境保全型潅水を実現する施設園芸用自動潅水制御器。
IPC (2):
A01G 27/00 504 ,  A01G 27/00
FI (2):
A01G 27/00 504 B ,  A01G 27/00 504 C
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (2)
  • 自動灌水装置
    Gazette classification:公開公報   Application number:特願平4-039937   Applicant:ホーチキ株式会社
  • 特開昭55-013055

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