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J-GLOBAL ID:200903055102886393

非線形光学材料及び非線形光導波路素子

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1994236589
Publication number (International publication number):1996101413
Application date: Sep. 30, 1994
Publication date: Apr. 16, 1996
Summary:
【要約】【目的】 高含有量での凝集・結晶化や配向緩和が少なく、大きな2次及び3次の非線形光学特性を有する非線形光学材料及びそれを用いてなる非線形光導波路素子を提供することを目的とする。【構成】 本発明は、末端に電子供与基を有するπ電子共役系環状化合物連鎖よりなる2つの置換基が含フッ素環状アルケンの両α位炭素原子に結合してなる化合物を含有する非線形光学材料及びこれを用いた非線形光導波路素子である。【効果】 本発明の非線形光学材料は、大きい2次、3次の非線形光学効果を示し、光伝搬特性が優れており、非線形光学効果を長期にわたり安定的に維持することができ、さらに機械的強度も優れた光学材料である。また本発明の光導波路素子は、上記特性を有するため、光変調特性、光スイッチング特性及び光双安定性に優れた素子として高集積可能な光集積回路等の多様な用途に利用できる。
Claim (excerpt):
一般式〔1〕にて表される一種以上の化合物あるいはそれらの誘導体を含有する非線形光学材料。【化1】(上式中、メチレン基(CH2)k 、ジフルオロメチレン基(CF2)l 及びジ置換エチレン基よりなる含フッ素環状アルケンにおいて、メチレン基の数及びジフルオロメチレン基の数をそれぞれ表すk及びlは、いずれもk+l≧2、l≧k≧0を満足する整数であり、π電子共役系環状化合物と共役性連結子よりなる2個のπ電子共役系置換基において、π1 1 、π1 2 〜π1 i 〜π1 m 及びπ2 1 、π2 2 〜π2 j 〜π2 n の各π環状化合物は、それぞれ、各単位毎に同一か又は異なる単環式あるいは縮合多環式の環状化合物からなるπ電子共役系の環状化合物で、下添字iは、π1 i 系環状化合物・共役性連結子対群系のi番目の環状化合物・共役性連結子対単位を表す2からm-1までの任意の整数を表し、下添字jは、π2 j 系環状化合物・共役性連結子対群系のj番目の環状化合物・共役性連結子対単位を表す2からn-1までの任意の整数を表し、下添字mは、π1 i系環状化合物・共役性連結子対群の最終番目、すなわちその末端の環状化合物単位を、また、下添字nは、πj 1 系環状化合物・共役性連結子対群の最終番目、すなわちその末端の環状化合物単位を表し、m及びnは、それぞれ2以上の整数であり、共役性連結子X1 及びX2 は、それぞれO、S、SO、及びSO2 からなる群から選ばれた1対の原子又は原子団で、X1 とX2 の各基は、同一か又は異なった基であり、共役性連結子Y1 1 、Y1 2 〜Y1 i 〜Y1 m-1 、Z1 1 、Z1 2 〜Z1 i 〜Z1 m-1 及びY2 1 、Y2 2 〜Y2 j 〜Y2 n-1 、Z2 1 、Z2 2 〜Z2 j 〜Z2 n-1 は、それぞれCH、N及びN→Oからなる群から選ばれた各単位毎に同一か又は異なる1対の原子又は原子団である。また、π環状化合物の置換基R1 11、R1 12、R1 1-、R1 1q、R1 21、R1 22、R1 2-、R1 2q〜R1 i1、R1 i2、R1 i-、R1 iq〜R1 m-11、R1 m-12、R1 m-1-、R2 m-1q及びR2 11、R2 12、R2 1-、R2 1q、R2 11、R2 12、R2 1-、R2 1q〜R2j1、R2 j2、R2 j-、R2 jq〜R2 n-11、R2 n-12、R2 n-1-、R2 n-1qは、それぞれ水素原子又はアルキル基であり、π1 m 系及びπ2 n 系置換基末端環状化合物の置換基R1 m1、R1 m2、R1 m3、R1 m-、R2 mq及びR2 n1、R2 n2、R2 n3、R2 n-、R2 nqは、それぞれ水素原子、アルキル基又は電子供与基であり、ただし、それら各置換基の少なくとも一つは、電子供与基である。なお、上記π環状化合物の置換基において、R1 iq、あるいはR2 jq等の標記法は、それぞれπ1 i 環あるいはπ2 j 環において最終番目の置換基を表し、q値は各単位毎に同じか又は異なった値であり、また、R1 i-、あるいはR2 j-等の標記法は、それぞれπ1 i 環あるいはπ2 j 環において2番目あるいは3番目からq番目まで間の一般式〔1〕にて表示されていない各置換基の存在を代表してこれらの標記記号にて表しているものである。)
IPC (4):
G02F 1/35 504 ,  G02B 6/12 ,  C07C 43/235 ,  C07C245/08

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