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J-GLOBAL ID:200903057817138770
カチオン性両親媒性物質/DNA複合体
Inventor:
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Applicant, Patent owner:
Agent (1):
浅村 皓 (外3名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1998506183
Publication number (International publication number):2000516209
Application date: Jul. 11, 1997
Publication date: Dec. 05, 2000
Summary:
【要約】本発明は、生物学的活性(治療性)分子の細胞中への輸送を容易にする新規カチオン性両親媒性物質を提供する。この両親媒性物質は、ステロイドから、モノまたはジアルキルアミンから、あるいはアルキルまたはアシル基から誘導される親油性基および生理学的pHでプロトン付与することができ、アミン、アルキルアミンまたはポリアルキルアミンから誘導されるカチオン性基を含有する。本発明はまた、治療組成物を提供し、この治療組成物は代表的に、1種または2種以上のカチオン性両親媒性物質の分散液を治療性分子と接触させることによって調製される。本発明の実施態様に従い細胞中に放出することができる治療性分子は、DNA、RNAおよびポリペプチドを包含する。本発明の治療組成物の代表的用途は、遺伝子治療法を提供すること、およびアンチセンスポリヌクレオチドまたは生物学的活性ポリペプチドを細胞に放出することを包含する。遺伝子治療における治療組成物の場合、DNAは代表的に、カチオン性両親媒性物質と複合体を形成するプラスミドの形態で付与される。この新規な、格別に有効なプラスミド構築物はまた、炎症により複雑にされている臨床症状に対する遺伝子治療法の提供に実際に、有効である。さらにまた、本発明は、治療組成物の血管内投与による遺伝子治療する臓器に対するターゲティングに関する。
Claim (excerpt):
1.血管系インビボトランスフェクション方法であって、第一に、(1)細胞から選択される治療性蛋白質のコード配列を含有するDNA分子および(2)下記グループI、II、IIIまたはIVから選択されるカチオン性両親媒性物質を含有する治療組成物を用意し、次いで第二に、この組成物を患者の血管系またはリンパ系に投与することからなる、血管系インビボトランスフェクション方法: 式中、 Zは、ステロイドであり; Xは、炭素原子または窒素原子であり; Yは、短い結合基であるか、またはYは存在しておらず; R3は、Hであるか、あるいは飽和または不飽和の脂肪族基であり; R1は、-NH-、アルキルアミンまたはポリアルキルアミンであり: R4は、Hであるか、あるいは飽和または不飽和の脂肪族基であり; R2は、-NH-、アルキルアミンまたはポリアルキルアミンであり; そしてR1はR2と同一または相違する、ただしR1およびR2の両方が-NH-であることはできない; 式中、 Zは、ステロイドであり; Xは、炭素原子または窒素原子であり; Yは、結合基であるか、またはYは存在しておらず; R3は、アミノ酸、誘導体化アミノ酸、Hまたはアルキルであり; R1は、-NH-、アルキルアミンまたはポリアルキルアミンであり; R4は、アミノ酸、誘導体化アミノ酸、Hまたはアルキルであり; R2は、-NH-、アルキルアミンまたはポリアルキルアミンであり; そしてR1はR2と同一または相違する、ただしR1およびR2の両方が-NH-であることはできない; 式中、 Zは、そのN原子によりYに(あるいはYが存在していない場合は、Xに直接に)結合しているアルキルアミンまたはジアルキルアミンであり、Zがジアルキルアミンである場合、そのアルキル基は同一または相違することができ; Xは、炭素原子または窒素原子であり; Yは、短い結合基であるか、またはYは存在しておらず; R3は、Hであるか、あるいは飽和または不飽和の脂肪族基であり; R1は、-NH-、アルキルアミンまたはポリアルキルアミンであり; R4は、Hであるか、あるいは飽和または不飽和の脂肪族基であり; R2は、-NH-、アルキルアミンまたはポリアルキルアミンであり; そしてR1はR2と同一または相違する、ただしR1およびR2の両方が-NH-であることはできない;および 式中、 AおよびBは独立して、O、NまたはSであり; R5およびR6は独立して、アルキルまたはアシル基であり、この基は飽和されていてもよく、あるいは不飽和部位を含有していてもよく; Cは、-CH2-、>C=Oおよび>C=Sからなる群から選択され; Eは、炭素原子または窒素原子であり; Dは、-NH(C=O)-または-O(C=O)-などの結合基であり、あるいはDは存在しておらず; R3は、Hであるか、あるいは飽和または不飽和の脂肪族基であり; R1は、-NH-、アルキルアミンまたはポリアルキルアミンであり; R4は、Hであるか、あるいは飽和または不飽和の脂肪族基であり; R2は、-NH-、アルキルアミンまたはポリアルキルアミンであり; そしてR1はR2と同一または相違する、ただしR1およびR2の両方が-NH-であることはできない。
IPC (13):
A61K 48/00
, A61K 31/7105
, A61K 31/711
, A61K 38/00
, A61K 38/22
, A61K 47/18
, A61K 47/28
, A61P 7/00
, A61P 9/00
, A61P 11/00
, A61P 21/00
, A61P 25/00
, A61P 35/00
FI (13):
A61K 48/00
, A61K 31/7105
, A61K 31/711
, A61K 47/18
, A61K 47/28
, A61P 7/00
, A61P 9/00
, A61P 11/00
, A61P 21/00
, A61P 25/00
, A61P 35/00
, A61K 37/02
, A61K 37/24
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