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J-GLOBAL ID:200903059320812534

ヒト癌腫抗原(HCA)、HCA抗体、HCA免疫アッセイ法、画像化の方法及び治療

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 清水 初志
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1994518299
Publication number (International publication number):1996506815
Application date: Feb. 07, 1994
Publication date: Jul. 23, 1996
Summary:
【要約】本発明は、ヒトの癌腫において、癌化したすべての組織に共通してみられ、正常な細胞にはみられない糖タンパク質抗原、即ち、ヒト癌腫抗原(HCA)に関する。自然の環境成分の中から実質的に分離した、HCAの抗原決定基を含む断片が開示される。HCAは通常、以下の性質で特徴付けられる。a)750,000を超える分子量を有する。b)糖成分はムチン型糖タンパク質の特徴をもち、シアル酸、ガラクトース、N-アセチルグルコサミン残基の含有率が相対的に高い(即ち、糖残基の50%以上が、シアル酸、ガラクトース、N-アセチルグルコサミン残基からなる)。c)等電点はpH3.0より低い。d)一般的には癌腫細胞上に存在する。e)一般的に癌化されていない細胞には存在しない。f)抗マウス-エピグリカニン抗体AE3と特異的に反応する抗原決定基を1個以上もつ。g)pH2.0以下の水溶液(リン酸溶液やHCl溶液)中では一般に不溶である。また、HCAに対する抗体、HCAに対する免疫アッセイ法、HCA結合抗体を用いたインビボイメージング、HCAを用いた治療又は抗イディオタイプ抗HCA抗体も開示される。
Claim (excerpt):
自然の環境の成分から実質的に単離された、ヒト癌腫抗原(HCA)またはその抗原決定基を含む断片において、HCAが以下の特徴を有するものであるHCAまたはその断片。 a)分子量が750,000を超える b)ムチン型糖タンパク質であり、糖成分が、シアル酸、ガラクトース、N-アセチルガラクトサミン残基が糖の全体量に対し高い割合を占めること特徴とする c)等電点はpH3.0以下 d)ヒト癌腫細胞に通常存在する e)癌化していないヒト細胞には、一般的に存在しない f)抗ネズミ・エピグリカニン・モノクローナル抗体AE3と特異的に反応する抗原決定基を少なくとも一つ有する g)pH2.0以下の水溶液には一般に不溶である
IPC (11):
C07K 14/705 ,  A61K 39/00 ,  A61K 39/395 ,  A61K 39/395 ADU ,  A61K 49/00 ,  A61K 51/00 ,  C07K 16/30 ,  C07K 16/42 ,  C12P 21/08 ,  G01N 33/574 ,  G01N 33/577
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (2)
  • 特開昭64-071482
  • 特開平3-002567

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