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J-GLOBAL ID:200903062657870952

全血液検体からのDNA抽出方法及び抽出キット

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1992350818
Publication number (International publication number):1994205676
Application date: Dec. 04, 1992
Publication date: Jul. 26, 1994
Summary:
【要約】【構成】 本発明は、全血液検体に界面活性剤を接触させて血球細胞の細胞膜を破壊し、露出した細胞核を集め、更に界面活性剤と蛋白質分解酵素で処理して核膜及び核蛋白質を破壊した後、カオトロピック剤と接触させてDNA鎖を遊離させ、該遊離されたDNA鎖を含む溶液にアルコール類を加えてDNA鎖を沈澱させることを特徴とするDNA鎖抽出方法及びキットである。【効果】 本発明はDNA鎖抽出過程に於て、有機溶媒の代わりにカオトロピック剤を用いることにより、その後の有機溶媒を除去する過程を省略することができ、操作手順が簡略化されること、始めから終わりまで同じ容器で抽出操作が行えるので、抽出過程でのDNA鎖の損傷、汚染の危険性を最小限に止められること、更にその結果、従来法に比べて高分子のDNA鎖を高精度で抽出できる。また、全血を用いることができるため、血液試料を各細胞成分に分離する繁雑さが解消し、採取後短時間に試料を処理することができる等の点に於て極めて優れた発明であり斯業に貢献するところ大なる発明である。
Claim (excerpt):
全血液検体に界面活性剤を接触させて血球細胞の細胞膜を破壊し、露出した細胞核を集め、更に界面活性剤と蛋白質分解酵素で処理して核膜及び核蛋白質を破壊した後、カオトロピック剤と接触させてDNA鎖を遊離させ、該遊離されたDNA鎖を含む溶液にアルコール類を加えてDNA鎖を沈澱させることを特徴とするDNA鎖抽出方法。
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (1)
  • 特開昭63-091093

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