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J-GLOBAL ID:200903062691264646
高輝度蛍光イリジウム錯体およびそのマイクロ波加熱迅速簡易合成法
Inventor:
,
Applicant, Patent owner:
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):2000128639
Publication number (International publication number):2001270893
Application date: Mar. 23, 2000
Publication date: Oct. 02, 2001
Summary:
【要約】【課題】本発明の課題は、新規な高輝度蛍光イリジウム錯体およびそのマイクロは加熱迅速簡易合成法を提供することにある。また、本発明の別な課題は、上記のイリジウム錯体の有用性を明らかにし、高輝度の青色、黄色、赤色の蛍光体を提供することにある。【解決手段】本発明者らは今回、電子レンジを用いるマイクロ波加熱(24.5MHz)により、新規な高輝度蛍光イリジウム錯体を高沸点溶媒中で迅速簡易合成することに初めて成功した(図1、図2、表1、表2、表3参照)。これまで合成が不可能であったイリジウム錯体が迅速簡易に合成できた。錯体はアセトニトリル、アルコール類、水等いろいろな溶媒にも溶け、長時間安定である。溶媒中で種々の波長域(青色、黄色、赤色)の高輝度蛍光を示し、蛍光強度は長時間不変であるので広範囲の応用が期待できる。
Claim (excerpt):
単一配位型錯体(トリス錯体、ビス錯体)トリス錯体、一般式:[Ir(L1)3]X3で表されるイリジウム錯体、L1は二座配位子を表わし、4,7-ジフェニル-1,10-フェナントロリン、2,9-ジメチル-4,7-ジフェニル-1,10-フェナントロリン、5-フェニル-1,10-フェナントロリン、5-ニトロ-1,10-フェナントロリン、5-クロロ-1,10-フェナントロリン、4,4’-ジメチル-2,2’-ビピリジン,4,4’-ジフェニル-2,2’-ビピリジン、2,2’-ビピリジン-3,3’-ジオール、2,2’-ビピリジン-4,4’-ジカルボン酸、2,2’-ビキノリン、2,2’-ビキノリン-4,4’-ジカルボン酸。Xは陰イオンを表し、PF6-、BF4-、Cl-、Br-、I-、ClO4-、SO42-、NO3-。ビス錯体、一般式[Ir(terpy)2]X3で表されるイリジウム錯体、terpyは三座配位子2,2’:6’,2”-テルピリジン、Xは陰イオンを表し、PF6-、BF4-、Cl-、Br-、I-、ClO4-、SO42-、NO3-。混合配位錯体(二種混合配位錯体、三種混合配位錯体)二種混合配位錯体、一般式:[Ir(L1)2(L2)]X3で表されるイリジウム錯体、二座配位子(L1、L2)として,4,7-ジフェニル-1,10-フェナントロリン、2,9-ジメチル-4,7-ジフェニル-1,10-フェナントロリン、5-フェニル-1,10-フェナントロリン、5-ニトロ-1,10-フェナントロリン、5-クロロ-1,10-フェナントロリン、4,4’-ジメチル-2,2’-ビピリジン、4,4’-ジフェニル-2,2’-ビピリジン、2,2’-ビピリジン-3,3’-ジオール、2,2’-ビピリジン-4,4’-ジカルボン酸、2,2’-ビキノリン、2,2’-ビキノリン-4,4’-ジカルボン酸。Xは陰イオンを表し、PF6-、BF4-、Cl-、Br-、I-、ClO4-、SO42-、NO3-。一般式:[Ir(L1)2X2]Xで表されるイリジウム錯体、錯体はニ座配位子L1、単座配位子X,陰イオンX及びイリジウムイオンから構成される。ニ座配位子L1は4,7-ジフェニル-1,10-フェナントロリン、2,9-ジメチル-4,7-ジフェニル-1,10-フェナントロリン、5-フェニル-1,10-フェナントロリン、5-ニトロ-1,10-フェナントロリン、5-クロロ-1,10-フェナントロリン、4,4’-ジメチル-2,2’-ビピリジン、4,4’-ジフェニル-2,2’-ビピリジン、2,2’-ビピリジン-3,3’-ジオール、2,2’-ビピリジン-4,4’-ジカルボン酸、2,2’-ビキノリン、2,2’-ビキノリン-4,4’-ジカルボン酸。単座配位子Xとして、塩化物イオン、臭化物イオン、沃化物イオンのハロゲン配位子。陰イオンXとしてPF6-、BF4-、Cl-、Br-、I-、ClO4-、SO42-、NO3-。三種混合配位錯体、一般式:[Ir(L1)(terpy)X]X2で表されるイリジウム錯体。terpyは三座配位子テルピリジン、L1として、4,7-ジフェニル-1,10-フェナントロリン、2,9-ジメチル-4,7-ジフェニル-1,10-フェナントロリン、5-フェニル-1,10-フェナントロリン、5-ニトロ-1,10-フェナントロリン、5-クロロ-1,10-フェナントロリン、4,4’-ジメチル-2,2’-ビピリジン,4,4’-ジフェニル-2,2’-ビピリジン,2,2’-ビピリジン-3,3’-ジオール、2,2’-ビピリジン-4,4’-ジカルボン酸、2,2’-ビキノリン、2,2’-ビキノリン-4,4’-ジカルボン酸からなる二座配位子。単座配位子XとしてはCl-、Br-、I-のハロゲン配位子。陰イオンXは、PF6-、BF4-、Cl-、Br-、I-、ClO4-、SO42-、NO3-。上記に記載の錯体から選択された高輝度蛍光イリジウム錯体およびそのマイクロ波加熱迅速簡易合成法
F-Term (5):
4H050AB92
, 4H050AD15
, 4H050AD17
, 4H050WB14
, 4H050WB21
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (2)
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特開昭58-055910
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イリジウム錯体からなる発光素子材料及び発光素子
Gazette classification:公開公報
Application number:特願2001-032645
Applicant:富士写真フイルム株式会社
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