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J-GLOBAL ID:200903062876256410

金属製容器の処理方法および処理用組成物

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 石田 敬 (外3名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1995504512
Publication number (International publication number):1997500408
Application date: Jan. 04, 1994
Publication date: Jan. 14, 1997
Summary:
【要約】金属成形物、特にアルミニウムおよび錫飲料缶の表面の静摩擦係数を低下させ、かつ当該表面をより低い温度で乾燥することを可能にする潤滑表面調整剤であって、この調整剤は(i)アミンオキサイドおよび第4級アンモニウム塩、エトキシル化ひまし油誘導体、イミダゾリン基含有ホスホン酸塩、および好ましくは(ii)フルオジルコニウム酸塩、フルオハフニウム酸塩、フルオチタン酸の1種以上、および(iii)りん酸および/又は硝酸イオンを含み、処理された容器は、過熱されたときに摩擦低下効果が損われること、および、殺菌処理による缶底部の黒変に対して良好な抵抗性を有する。
Claim (excerpt):
下記工程、すなわち (i)成形された金属製容器を、酸性又はアルカリ性洗浄水溶液により洗浄し、 (ii)前記洗浄された金属製容器の少なくとも1つの外表面を、水性潤滑表面調整剤形成組成物と接触させてこれを処理し、 (iii)前記工程(i)および(ii)の後に、前記金属製容器を乾燥し、かつ (iv)前記乾燥された金属製容器を、自動搬送装置により、この金属容器を塗装又はプリント装飾又はこれら両方を施す部門に搬送する工程を含み、 前記水性潤滑表面調整剤形成組成物が、下記一群の構成成分(I),(II),(III)および(IV):(I)前記処理された金属製容器の底部に、前記金属製容器の収容物の殺菌処理における黒変に対する防止性を付与するに十分な量のフルオジルコニウム酸および1種以上のエトキシル化ひまし油誘導体;(II)下記成分(A)〜(D)を含む構成成分: (A)下記一般式Iにより表される化合物の混合物からなる、可溶性りん含有界面活性剤成分:{但し式I中、Mは、水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子の原子価の1価相当分、並びにアンモニウムおよび置換アンモニウム基の原子価の1価相当分を表し、Xは1又は2を表し、yは3-xに等しく、Yはアルキレン又はアルキレンエーテル基を表し、但し、このアルキレン又はアルキレンエーテル基は、直鎖でも分岐鎖でもよく、その炭素原子群は閉環することなく開放価を有し、かつ、2〜16個の炭素原子と3個以下の酸素原子とを有するものであり、そして、Rは、一般式(II)で表されるイミダゾリン基:〔但し、II式中、R1およびR2は、互いに独立に(但しR1およびR2の両方が水素原子を表すことはない)、水素原子、プロピオニトリルの-CH3基から1個の水素原子を除いた基、および一般式(III):(但し、式III中、Qは、-M,-NH2および-R4からなる群から選ばれた一員を表し、上記Mは、前記定義の通りであり、R4は、C2-12アルキル基、アルキルアリール基、又はアルキル環式脂肪族基を表す)により表される基から選ばれた1員を表し、R3は、2〜22個の炭素原子を有する未置換および置換脂肪族および環式脂肪族基からなる群から選ばれる1員を表す〕である}、 (B)Zr,Ti,Sn,AlおよびFeからなる群から選ばれた少なくとも1種の金属原子を有するイオンを含む水溶性塩群から選ばれた成分; (C)金属エッチング性成分、および (D)遊離フッ化物イオン、並びに必要により下記追加成分: (E)下記一般式(IV)により表される化合物から選ばれた成分:〔但し式IV中、R6は、1〜25個の炭素原子を有する直線状、環状、又は分岐鎖状の、飽和一価脂肪族炭化水素基であり、X1は水素およびハロゲン原子、フェニル基およびR5基からなる群から選ばれ、sは1〜50の整数であり、R5は水素原子および1〜4個の炭素原子を有するアルキル基からなる群から選ばれる〕 (F)下記一般式(V)の化合物から選ばれた成分:〔但し、式V中、R7は、4〜25個の炭素原子を有する直線状、環状又は分岐鎖状の、飽和1価の脂肪族炭化水素基であり、(C6H4)は、オルソ-、メタ-、又はパラ-フェニレン核であり、R5およびsは、前記式IVに規定された通りである〕 (G)下記一般式(VI)により表される化合物から選ばれる成分:〔但し、式VI中、R8は、1〜25個の炭素原子を有する直線状又は分岐鎖状の、飽和又は不飽和の1個脂肪族炭化水素基を表し、R5およびsは、前記式IVに規定された通りである〕 (H)前記成分(II)-(B)の金属含有イオン用キレート剤から選ばれた成分、および (J)抗微生物剤の少なくとも1種、(III)下記成分を含む構成成分: (A)下記一般式(VII)により表される第4級アンモニウム塩およびアミンオキサイド界面活性剤群から選ばれた成分:〔但し式VII中、R1は、8〜22個の炭素原子を有し、飽和又は不飽和の1価の脂肪族基を表し、R2,R3の各々は、互に独立に、(i)1〜8個の炭素原子を有するアルキルおよびヒドロキシアルキル基、および(II)6〜10個の炭素原子を有するアリールおよびアリールアルキル基、からなる群から選ばれた1価の基を表し、R4は、前記R2およびR3により表わされる基および-O1-から選ばれた1価の基を表し、X-は、1価のアニオン又は、1より大きな価数を有するアニオンの1価相当分を表し、R4が-O1-であるときはa=0であり、またR4が-O1-でないときは、a=1である〕;および (B)錯フッ化物アニオンからなる成分;並びに、必要により、しかし好ましくは、 (C)りん酸イオン、並びに、必要により硫酸イオン又は硝酸イオン、又はその両者を含む成分、および必要により、 (D)フルオロアルミン酸アニオンを包含するアルミン酸アニオン、および必要により、 (E)錯フルオロアルミニウムカチオンを包含するアルミニウムカチオン、および必要により、 (F)少なくとも1種の水溶性又は水分散性重合体からなる成分、および、 (G)消泡剤成分から選ばれた少なくとも1種、並びに、(IV)可溶性有機材料、〔但し、この有機材料は、アルコキシル化および未アルコキシル化ひまし油トリグリセライドおよび水素化ひまし油誘導体、オキサ-酸エステル、およびアミンオキサイド、(但し、このアミンオキサイドは、アミンオキサイド形成窒素原子に結合している少なくとも個のヒドロキシエチル基を有する)からなる群から選ばれ、またこの有機材料は、前記処理された金属製容器が、乾燥に必要な最小限の加熱度以下に加熱されたときに、この処理された金属製容器の静摩擦係数の増加が、それと同様に、但し、前記潤滑表面調整剤形成組成物中に含まれるアルコキシル化および未アルコキシル化ひまし油トリグリセライド、および水素化ひまし油誘導体、オキサ-酸エステル、および、アミンオキサイド形成窒素原子に結合しているヒドロキシエチル基を有するアミンオキサイドの代りに、エトキシル化イソステアリン酸を用いて処理された金属製容器の静摩擦係数の増加より小さくするのに十分な量で用いられる〕の少なくとも1構成成分を含むことを特徴とする金属製容器の処理方法。
IPC (18):
C10M173/00 ,  C10M125:18 ,  C10M159:08 ,  C10M137:02 ,  C10M129:16 ,  C10M129:68 ,  C10M145:26 ,  C10M145:38 ,  C10M133:04 ,  C10M125:24 ,  C10M125:22 ,  C10M125:20 ,  C10N 10:02 ,  C10N 10:04 ,  C10N 10:06 ,  C10N 10:08 ,  C10N 30:00 ,  C10N 40:00
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (11)
  • 特開昭52-069081
  • 特開昭60-105689
  • 特開平1-096294
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