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J-GLOBAL ID:200903064223408234

耐水素脆性に優れた高強度鋼およびその製法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 植木 久一
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1996133958
Publication number (International publication number):1997316597
Application date: May. 28, 1996
Publication date: Dec. 09, 1997
Summary:
【要約】【課題】 鋼材中の拡散性水素量そのものから耐遅れ破壊性を評価するのではなく、特定の方法によって測定される拡散性水素量から遅れ破壊を起こす拡散性水素量の限界値を割り出し、該限界拡散性水素量を基準にして安定且つ確実に優れた耐水素脆性を発揮し得る様な高強度鋼を提供し、更にはその製法を提供すること。【解決手段】 本発明で規定する特有の方法によって求められる限界拡散性水素量が0.15ppm以上である、耐水素脆性に優れた高強度鋼とその製法を開示する。
Claim (excerpt):
下記方法によって求められる限界拡散性水素量が0.15ppm以上であることを特徴とする耐水素脆性に優れた高強度鋼。[限界拡散性水素量測定法]?@25mmφに鍛造した鋼棒を、1200°Cで30分間溶体化処理した後、焼ならし処理し、引張強度が約1000〜2000N/mm2 となる様に最終熱処理を施す。?A次いで、上記鋼棒の一部を用いて図1に示す様な遅れ破壊試験片に加工し、15〜35%HCl水溶液に10〜75分間浸漬した後、30分以内に引張強さと同等の応力を負荷し、遅れ破壊を生じない水素チャージ条件を見つけ出して、その条件を限界水素チャージ条件と定義する。?B一方、上記?@の鋼棒から、500mgの試料片を切り出す。?C上記?Bの試料片をアセトンで脱脂清浄化した後、前記限界水素チャージ条件下に酸浸漬し、再びアセトンで脱脂清浄化した後、試験片の温度が上がらぬ様に乾燥し、秤量して抽出管へ装入する。?D次いで上記?Cの試料片を、室温から600°Cまで昇温速度12°C/分で加熱しつつ、毎30秒間隔で放出水素量を測定する。キャリアガスにはArガスを使用し、流量は800リットル/分とする。?E上記?Dの方法において、室温から250°Cまで昇温する間に放出される水素量の総和を「限界拡散性水素量」とする。
IPC (6):
C22C 38/00 301 ,  C22C 38/00 ,  C21D 6/00 ,  C21D 8/06 ,  C22C 38/04 ,  C22C 38/58
FI (6):
C22C 38/00 301 Y ,  C22C 38/00 301 F ,  C21D 6/00 T ,  C21D 8/06 A ,  C22C 38/04 ,  C22C 38/58

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