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J-GLOBAL ID:200903067392546548

核クアドラポール共鳴を利用した禁制物質検出システム及び方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 廣江 武典
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1996525897
Publication number (International publication number):1999500827
Application date: Mar. 05, 1996
Publication date: Jan. 19, 1999
Summary:
【要約】核クアドラポール共鳴(NQR)を利用してクアドラポール核を含む爆薬や薬物内の標的物質を検出するシステムが開示されている。このシステムはRF信号をコイル(34)に適用して検査対象の物質を励起させる。もし標的物質が存在するならば、NQR信号がそのコイルによってピックアップされるであろう。この信号は周波数と強度における知られたNQR信号と比較される。そのNQR信号のしきい値と等しいか、その値が越えられたら、適当な手段で信号が表示される。空のコイルはコイル内のスタティックチューニングキャパシタ(102)の位置あるいはキャパシタンス値、またはそれら両方を調整する手段で静的にチューニングされる。コイルは被検体がコイル内に挿入された後に自動チューニング手段(36)によってチューニングされる。効果的なRFIシールド(37)が提供され、外部のノイズ信号がコイルで検出されないようにし、RF信号がスキャナーから逃げないようにしている。本発明はこのシステムで検出を実施させる方法をも提供する。
Claim (excerpt):
被検体内のクアドラポール核を含んだ爆薬及び薬物内の標的物質を検出する装置システムであって、核クアドラポール共鳴(NQR)の現象を利用するものであり、 タイミングとプログラミングのパルスを本装置システムに提供する手段を有したシーケンスコントローラ(21)と、 被検体の所定の特徴的な核クアドラポール共鳴周波数に一般的に対応する周波数でパルス式RF励起を提供する可変周波数RFソース(23)と、を含んでおり、この核クアドラポール共鳴周波数とは、分子電界グラジエントとのクアドラポール相互作用による核プリセッションの周波数であり、本装置システムは、 検出ヘッドサブシステム(33)をさらに含んでおり、この検出ヘッドサブシステムは、 内部に所定のキャビティ(52、65)を定義し、そのキャビティ内に前記被検体を受領するように形状化された1巻型RFコイルシート(34)を含んでおり、このキャビティは第1端部と第2端部を有しており、前記RFソースからのRF信号はこのキャビティ内で送信され、キャビティ内の被検体に均質に適用され、そのキャビティ内に均質な磁界を発生させており、前記RFコイルは被検体からのNQR信号を受信するピックアップコイルとしても機能してNQR出力信号を提供するものであり、この検出ヘッドサブシステムは、 検査対象の被検体に対する望む特徴的な核クアドラポール共鳴周波数近辺にそのRFコイルをチューニングさせる装置(36)と、 そのRFコイルを離れて電気的絶縁状態で囲んだ導電RFシールド(37)と、をさらに含んでおり、このRFシールドは、外部ノイズとの電磁妨害及びRF妨害(EMI/RFI)シールドを提供し、RFと磁束が前記RFコイルキャビティとRFシールドの組み合せから逃げ出さないように形状化されており、このRFシールド形状はRFコイルよりも長く、コイルの前記第1端部と第2端部を越えて延びでるように提供されており、このRFシールドはRFコイルの電気的一体部分であってRFコイルのQと効率とを改善し、RFコイル内の前記被検体に適用される磁界の均質性に貢献しており、RFコイルとRFシールドは共同でスキャナーを形成しており、この検出ヘッドサブシステムは、 デジタル信号プロセッサー(44)を有した信号捕獲とデータ処理サブシステム(41)をさらに含んでおり、この信号捕獲とデータ処理サブシステムは、 前記RFコイルからのNQR出力信号を受信する手段と、 爆薬あるいは薬物化合物類である少なくとも1つの標的物質からのNQR信号の特徴を保存するメモリ手段と、 RFコイルからのNQR出力信号を処理する手段と、 その処理されたNQR出力信号をメモリ内の特徴と比較して最終出力信号を発生させる手段と、を含んでおり、本装置システムは、 前記信号捕獲とデータ処理サブシステムからのその最終出力信号を受信する表示装置(46)をさらに含んでおり、この表示装置はその最終出力信号に対応して、標的物質の存在、非存在、及びさらなる検査が必要である場合の中間的結果を選択的に表示する、ことを特徴とする装置システム。
IPC (3):
G01N 24/00 ,  G01N 24/08 ,  G01V 3/14
FI (3):
G01N 24/00 T ,  G01V 3/14 ,  G01N 24/08 510 P

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