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J-GLOBAL ID:200903068792248984

多重ディジタル署名方式

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 滝本 智之 (外1名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1996059023
Publication number (International publication number):1997251268
Application date: Mar. 15, 1996
Publication date: Sep. 22, 1997
Summary:
【要約】【課題】 従来の多重ディジタル署名方式においては、署名順序U1→U2→...→Unに対して1組の公開鍵N、Y、Zが決まっていて、この公開鍵は公開鍵発行センターという第3者の手が発行している。また署名者全体の構成が変われば、公開鍵はもちろん異なる。また署名者全体の構成は同じでも署名順序が異なれば、公開鍵は異なる。このように従来の多重ディジタル署名においては、署名検証者Vでの公開鍵の管理が難しい。【解決手段】 有限環の元を成分とする上三角行列環上において、多重ディジタル署名を生成する。この上三角行列環は、非可換環であるため、署名順序が異なると、生成される署名値が変わり、署名順序を指定できる仕組みになっている。また本多重ディジタル署名方法では、署名者全体の組合せ、署名順序に依らず、署名者1人に対しての公開鍵が1つを保持するだけでよい。
Claim (excerpt):
n人(nは2以上の整数)の署名者、署名検証者からなり、前記署名検証者は前記署名者が署名を生成した順序が指定された順序であるかどうかを検証できる多重ディジタル署名方式であって、Fを、加法演算を「+」,乗法演算を「×」とする第1の非可換環R1から、加法演算が「※」,乗法演算を「・」とする第2の非可換環R2への写像とし、さらに、FはxからF(x)を求めるのは容易であるが、F(x)からxを求めるのは難しいという性質を持ち、F(x+y)=F(x)※F(y),F(x×y)=F(x)・F(y)という条件を満たす写像として、第i番目(iは1≦i≦nを満たす整数)の署名者の秘密情報をXiとし、前記第i番目の署名者の公開情報Yiは、Yi=F(Xi)で計算して、公開され、前記第1番目の署名者は、第1の乱数情報K1と前記写像Fを用いて、第1の変換乱数情報T1を計算し、前記第1の変換乱数情報T1を前記第1の非可換環R1の元である第1の署名作成情報T1’に変換し、署名するメッセージMに対して、第1の署名情報S1を、前記第1の署名者の秘密情報X1と、前記第1の乱数情報K1と、前記第1の署名作成情報T1’とを用いて作成し、前記メッセージM、前記第1の変換乱数情報T1、第1の署名情報S1を前記第2番目の署名者に送信し、前記第m番目(mは2≦m≦(n-1)を満たす整数)の署名者は、前記第(m-1)番目の署名者から送信された前記メッセージM、前記第1の変換乱数情報T1、...、前記第(m-1)の変換乱数情報T(m-1)、前記第(m-1)の署名情報S(m-1)を受信し、第mの乱数情報Kmと前記写像Fを用いて、第mの変換乱数情報Tmを計算し、前記第mの変換乱数情報Tmを前記第1の非可換環R1の元である第mの署名作成情報Tm’に変換し、前記メッセージMに対して、第mの署名情報Smを、前記第mの署名者の秘密情報Xmと、前記第mの乱数情報Kmと、前記第mの署名作成情報Tm’とを用いて作成し、前記メッセージM、前記第1の変換乱数情報T1、...、前記第mの変換乱数情報Tm、前記第mの署名情報Smを前記第(m+1)番目の署名者に送信し、前記第n番目の署名者は、前記第(n-1)番目の署名者から送信された前記メッセージM、前記第1の変換乱数情報T1、...、前記第(n-1)の変換乱数情報T(n-1)、前記第(n-1)の署名情報S(n-1)を受信し、第nの乱数情報Knと前記写像Fを用いて、第nの変換乱数情報Tnを計算し、前記第nの変換乱数情報Tnを前記第1の非可換環R1の元である第nの署名作成情報Tn’に変換し、前記メッセージMに対して、第nの署名情報Snを、前記第nの署名者の秘密情報Xnと、前記第nの乱数情報Knと、前記第nの署名作成情報Tn’とを用いて作成して、前記メッセージM、前記第1の変換乱数情報T1、...、前記第nの変換乱数情報Tn、前記第nの署名情報Snを前記署名検証者に送信し、前記署名検証者は、前記第n番目の署名者から送信された前記メッセージM、前記第1の変換乱数情報T1、...、前記第nの変換乱数情報Tn、前記第nの署名情報Snを受信し、前記第iの乱数変換情報Tiを前記第1の非可換環R1の元である第iの署名検証情報Ti”に変換し、前記第iの変換乱数情報Tiと、前記第iの署名検証情報Ti”と、前記第i番目の署名者の公開鍵情報Yiと、前記第nの署名情報Snと、前記メッセージMが、署名検証式を満たす時、そしてその時に限って、前記第nの署名情報Snは、前記第1番目の署名者から前記第n番目の署名者が前記指定された順序通りに生成した署名であることを認証することを特徴とする多重ディジタル署名方式。
IPC (4):
G09C 1/00 640 ,  G09C 1/00 ,  G09C 1/00 660 ,  H04L 9/32
FI (4):
G09C 1/00 640 B ,  G09C 1/00 640 D ,  G09C 1/00 660 E ,  H04L 9/00 675 B
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (2)
  • 特開平3-001629
  • 特表平7-502346

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