Pat
J-GLOBAL ID:200903069498123975

電子膨張弁

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 大浜 博
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1994306675
Publication number (International publication number):1996159617
Application date: Dec. 09, 1994
Publication date: Jun. 21, 1996
Summary:
【要約】【目的】 振動音及び圧力損失の少ない電子膨張弁を提供する。【構成】 第1冷媒通路11を、冷媒流入室3に対してその軸心に略直交する方向からしかも該軸心に対してその径方向へ偏位せしめた状態で形成することで、上記第1冷媒通路11側から冷媒流入室3内に高速で流入する液冷媒は直接ニードル弁2に衝突することなくその側方へ流れ込み該冷媒流入室3内に該ニードル弁2部分を取り巻く旋回流が生成される。この結果、液冷媒流の衝突によるニードル弁2の振動が可及的に抑制され振動音が軽減される。また、冷媒流入室3内に流入した液冷媒が旋回流となることからこれが二相冷媒であったとしても、運動エネルギーの相違による気液分離作用を受けて、該冷媒流入室3の外周側には液冷媒が、内周側には液冷媒がそれぞれ分離状態で存在し、しかも外周側を旋回する液冷媒流の方が内周側を旋回するガス冷媒流よりも速度が大きいことから、液冷媒が積極的に第2冷媒通路12側へ流出し、ガス冷媒の膨張に伴う圧力損失が低減される。
Claim (excerpt):
所定容積をもつ冷媒流入室(3)に臨んで第1冷媒通路(11)と第2冷媒通路(12)とを、該第1冷媒通路(11)が該冷媒流入室(3)の軸心の側方に、第2冷媒通路(12)が該軸心上に、それぞれ位置するようにして開口させるとともに該第2冷媒通路(12)側にオリフィス(4)を設けたバルブボディ(1)と、該バルブボディ(1)の上記冷媒流入室(3)の軸心部を貫通して配置され且つその弁頭部(2a)が上記オリフィス(4)に対向せしめられるとともにソレノイド(5)によって進退駆動されるニードル弁(2)とを備え、冷媒が上記第1冷媒通路(11)側から冷媒流入室(3)に流入して第2冷媒通路(12)側に流出する第1冷媒循環形態時においては上記ニードル弁(2)がオリフィス(4)側に接近して両者間に形成される絞り通路(10)の通路面積を狭小とせしめ、冷媒が上記第2冷媒通路(12)側から冷媒流入室(3)に流入して第1冷媒通路(11)側に流出する第2冷媒循環形態時においては上記ニードル弁(2)がオリフィス(4)から離間して両者間に形成される絞り通路(10)の通路面積を拡大せしめるように作動する電子膨張弁であって、上記第1冷媒通路(11)が、上記冷媒流入室(3)に対してその軸心に略直交する方向からしかも該軸心に対してその径方向へ偏位せしめられた状態で形成されていることを特徴とする電子膨張弁。
Patent cited by the Patent:
Cited by applicant (2)
  • 特開平4-157269
  • 膨張弁
    Gazette classification:公開公報   Application number:特願平4-228330   Applicant:株式会社日立製作所

Return to Previous Page