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J-GLOBAL ID:200903069635731210

表面調質焼結合金及びその製造方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1992337974
Publication number (International publication number):1994157135
Application date: Nov. 25, 1992
Publication date: Jun. 03, 1994
Summary:
【要約】【目的】 表面部の組成成分を最適に改質させて、耐摩耗性,耐腐食性,耐酸化性,耐熱性,耐欠損性,強度及び靭性をバランスよく高めた表面調質焼結合金,被覆表面調質焼結合金及びその製造方法を提供する。【構成】 酸化アルミニウムを主成分とする硬質相と金属又は合金の結合相とからなる焼結合金の表面に表面層が形成されており、該表面層中の結合相の平均量が該焼結合金の内部における結合相の平均量よりも少なく、かつ該表面層中に存在している炭素,窒素,酸素,ホウ素,ケイ素の中の少なくとも1種の元素が該表面層の表面から該焼結合金の内部に向って漸減されている焼結合金。【効果】 従来の酸化アルミニウム系焼結合金に比べて、耐摩耗性において3.3倍以上、耐欠損性による寿命において5.6倍〜63倍も向上するという効果、また、従来の酸化アルミニウム系セラミックスに比べて、耐摩耗性において7%〜52%、耐欠損性による寿命において83%〜63倍も向上するという効果がある。
Claim (excerpt):
周期律表の4a,5a,6a族の金属、Ni,Co,Fe,Al及びこれらの相互合金の中の少なくとも1種の結合相2〜50体積%と、残部が酸化アルミニウムの硬質相、又は酸化アルミニウム50体積%以上と残り酸化ジルコニウム,部分安定化酸化ジルコニウム,酸化ハフニウム,酸化クロム,酸化ケイ素,炭化ケイ素,窒化ケイ素,周期律表の4a,5a,6a族の金属の炭化物,窒化物及びこれらの相互固溶体の中の少なくとも1種とでなる硬質相と不可避不純物とからなる焼結合金の1部の面もしくは全面に表面から少なくとも0.01mm内部までの厚さでなる表面層が形成されており、該表面層が酸化アルミニウムと周期律表の4a,5a,6a族の金属の炭化物,窒化物,酸化物,ホウ化物,ケイ化物及びこれらの相互固溶体の中の少なくとも1種の高融点金属化合物とでなり、あるいは、酸化アルミニウムと該高融点金属化合物と該結合相とでなる表面層を有する焼結合金であって、該表面層中の該結合相の平均量が該焼結合金の内部の該結合相の平均量よりも少なく、かつ該表面層中に存在している炭素,窒素,酸素,ホウ素,ケイ素,の中の少なくとも1種の拡散元素が該表面層の表面から該焼結合金の内部に向って漸減していることを特徴とする表面調質焼結合金。
IPC (2):
C04B 35/10 ,  C22C 1/05

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