Pat
J-GLOBAL ID:200903069874550260

ε-カプロラクトンとグリコリドの共重合体の製造方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1992170872
Publication number (International publication number):1994016792
Application date: Jun. 29, 1992
Publication date: Jan. 25, 1994
Summary:
【要約】【目的】 耐熱性、流動性、射出成形性などの性質に優れたε-カプロラクトンとグリコリドとの共重合体の製造方法。【構成】 表面更新性に優れた高粘度溶液攪拌機を備えた重合反応機でε-カプロラクトンの低分子オリゴマーを250°C以下の温度で生成させ、次いでこれにグリコリドを添加して100°C以上の温度で共重合体とする。これに酸無水物又は酸ハロゲン化物を添加して重合反応を停止させた後未反応物を減圧下に除去して目的の共重合体を得る。
Claim (excerpt):
ε-カプロラクトンとグリコリドを金属塩または金属酸化物触媒の存在下に重合させて、ε-カプロラクトンとグリコリドの共重合体を製造するにあたり原料供給口、共重合体の取り出し口、高真空下に蒸気を排出できる排気口および表面更新性に優れる高粘度溶液撹拌機を備えた重合反応機を使用し、最初にε-カプロラクトンの低分子オリゴマー(インヘレント粘度が0.1〜1.5dl/g)を250°C以下の温度で生成せしめ、次いでこの低分子オリゴマーにグリコリドを添加して100°C以上の温度で、共重合体への高転化率を与えるに十分な時間重合せしめ、得られた共重合体に溶融状態で、一般式(1)または(2)、【化1】(式中、R1およびR2は、炭素数が1〜6の低級アルキル基またはハロゲン化アルキル基を示す。またR3は炭素数が2〜20のアルキル基またはハロゲン化アルキル基をXは塩素、臭素または沃素原子を示す。)で表される酸無水物または酸ハロゲン化物を添加して重合反応を停止させ、次いで未反応モノマーを減圧下に撹拌除去することを特徴とする共重合体の製造方法。

Return to Previous Page