Pat
J-GLOBAL ID:200903072890224586

大入熱溶接部の熱影響部靱性が優れた低降伏比高張力鋼板およびその製造方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 明田 莞
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1996186084
Publication number (International publication number):1997202936
Application date: Jul. 16, 1996
Publication date: Aug. 05, 1997
Summary:
【要約】【課題】 80%以下の低い降伏比を確保すると同時に、大入熱溶接時にも良好な熱影響部靱性が得られる引張強さ590N/mm2級以上の鋼板を提供する。【解決手段】 質量%で、C:0.05〜0.15%、 Si:0.05〜0.50%、 Mn:0.30〜2.00%、 P:0.012%以下、 S:0.003%以下、Al:0.002〜0.10%、 N:0.002〜0.010 %を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、焼入れ性の指標DIが40.6〜55.9(mm)または83.8〜99.1(mm)を満足し、母材のミクロ組織が 5〜20%の粒界析出フェライトと残部がベイナイトからなる590N/mm2級以上の低降伏比高張力鋼板である。DI=1.16(C/10)1/2・(0.7Si+1) ・(3.33Mn+1)・(0.35Cu+1)・(0.36Ni+1)・(2.16Cr+1)・(3.00Mo+1)・(1.75V+1) ・(200B+1)・(25.4) (mm)製造方法は、熱間圧延後、 930〜700 °Cの温度から、 1〜10°C/sの冷却速度で600°C〜室温まで加速冷却し、必要に応じて、加速冷却後、 650°C以下の温度で焼戻し処理を行う。
Claim (excerpt):
質量%で、C:0.05〜0.15%、 Si:0.05〜0.50%、 Mn:0.30〜2.00%、 P:0.012%以下、 S:0.003%以下、Al:0.002〜0.10%、 N:0.002〜0.010 %を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなり、かつ下記式で求まる焼入れ性の指標DIが40.6〜55.9 (mm) または83.8〜99.1(mm)を満足し、母材のミクロ組織が 5〜20%の粒界析出フェライトと残部がベイナイトからなることを特徴とする大入熱溶接部の熱影響部靱性が優れた590N/mm2級以上の低降伏比高張力鋼板。DI=1.16(C/10)1/2・(0.7Si+1) ・(3.33Mn+1)・(0.35Cu+1)・(0.36Ni+1)・(2.16Cr+1)・(3.00Mo+1)・(1.75V+1) ・(200B+1)・(25.4) (mm)ただし、(3.33Mn+1)はMn≦1.2 %のときのみ適用。Mn>1.2 %のときは{5.1(Mn-1.2)+5.0 }に置き換える。
IPC (4):
C22C 38/00 301 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/54
FI (4):
C22C 38/00 301 B ,  C21D 8/02 B ,  C22C 38/06 ,  C22C 38/54
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (2)

Return to Previous Page