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J-GLOBAL ID:200903073078276862

自動変速機付き車両の流体継ぎ手の締結力制御装置

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 福岡 正明
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1997111864
Publication number (International publication number):1998288256
Application date: Apr. 14, 1997
Publication date: Oct. 27, 1998
Summary:
【要約】【課題】 トルクコンバータのロックアップクラッチのスリップ制御を改良することを課題とする。【解決手段】 スリップ制御をまずフィードフォワード制御で行ない、その結果、実スリップ量と目標スリップ量との偏差のなまし量が所定値以下になったときにフィードバック制御に移行するコントロールユニット19を備える。実スリップ量が目標スリップ量に実際に近づいたときに、応答性のよいフィードフォワード制御から、精度のよいフィードバック制御に切り換えるから、後で行なうフィードバック制御を円滑に開始することができ、結果的に速やかにスリップ制御が実現して該スリップ制御の効果を充分得ることができる。
Claim (excerpt):
エンジン回転が入力される入力要素、該入力要素の回転により流体を媒体として回転され、その回転を変速歯車機構に出力する出力要素、及びこれらの入力要素と出力要素とを締結可能に構成された摩擦要素を有する流体継ぎ手と、該流体継ぎ手の上記摩擦要素の締結力を調整する調整手段と、車両の走行状態を検出する走行状態検出手段と、該走行状態検出手段の検出結果に基づいて上記摩擦要素の締結状態を完全締結状態、スリップ状態又は非締結状態に決定する締結状態決定手段と、該決定手段で決定された摩擦要素の締結状態が実現するように上記調整手段を制御する締結制御手段と、上記摩擦要素の実スリップ量を検出するスリップ量検出手段と、上記決定手段により摩擦要素の締結状態としてスリップ状態が決定されているときに、上記スリップ量検出手段で検出される実スリップ量が所定の目標スリップ量に収束するように上記調整手段を制御するスリップ制御手段とを備える自動変速機付き車両の流体継ぎ手の締結力制御装置であって、上記実スリップ量と目標スリップ量との偏差を検出するスリップ量偏差検出手段が備えられ、上記スリップ制御手段が、該スリップ量偏差検出手段で検出されるスリップ量偏差に基づかない制御量で実スリップ量を目標スリップ量に収束させる第1の制御を行なったのち、上記スリップ量偏差に基づいて設定される制御量で実スリップ量を目標スリップ量に収束させる第2の制御を行なうように構成されていると共に、上記スリップ量偏差のなまし量を検出するなまし量検出手段と、該なまし量検出手段で検出されるなまし量が所定値以下となったときに上記制御手段が上記第1の制御から第2の制御に移行するように該制御手段を制御する制御切換手段とが備えられていることを特徴とする自動変速機付き車両の流体継ぎ手の締結力制御装置。

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