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J-GLOBAL ID:200903074432429856

水熱作用による毒ガス等の有機系ヘテロ化合物質 の分解処理法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1995313421
Publication number (International publication number):1997117735
Application date: Oct. 26, 1995
Publication date: May. 06, 1997
Summary:
【要約】 (修正有)【課題】毒ガス、有機ハロゲン化合物、或いはその他の有機系ヘテロ化合物は、臨界点近傍の水熱作用を利用することにより無害化することが可能である。残存する砒素等の重金属を主とした毒性物質は、安定な固化体中に密封する。【解決手段】毒ガス弾或いは有機ハロゲン化合物等の有機系ヘテロ化合物を封入した各種容器をオートクレーブ等の反応容器に挿入密封し、アルカリ水を使ったウオータージェット、切断機械、或いは水中プラズマ等の方法により砲弾或いは容器を穿孔・切断と同時に起爆力を封殺し、水、アルカリ性水溶液、酸性水溶液或いは酸化還元反応を併用した水熱脱塩素化反応によって無毒性の物質に置換すると共に、砒素或いは砒素化合物のような有毒性物質をセメント化或いは水熱固化反応によってガラス質内に密封して外部への浸出を防止し、長期保管を図る。
Claim (excerpt):
(1)サリン、ソマン、タリン、VXガス、びらん性ガス、催涙性ガス、くしゃみガス等の毒ガス弾、或いはPCB、フロン等の有機系ヘテロ化合物質を封入した砲弾、金属製ボンベ等の収納容器をオートクレーブ等の水熱反応装置に挿入して外気と遮断し、これにウオータージェット器でアルカリ水を高圧高速で噴射し、或いは機械法、水中プラズマ法等によって、弾体あるいは容器を穿孔・切断し、これによってガス弾内の炸薬の爆発力を封殺する共に、毒ガス等の内容物質を反応装置内に放出拡散させる工程と、(2)前記請求項1-(1)における穿孔・切断作業終了後、使用したウオータージェット器等の切断用機器を反応容器から摘去し、難分解物質によっては鉄等の金属水酸化物を触媒、或いは酸素乃至空気の吹き込みの元に、臨界条件下で水・アルカリ水の水熱作用によって毒ガス或いは有毒有害性物質を炭化水素系の有機化合物や中和塩等に転換し、無毒無害化する工程と、(3)前記請求項1-(2)で水熱反応に結果生じた反応生成物を減圧・冷却して物質毎に分留する工程と、(4)前記請求項1-(3)から送られた反応液を精留工程で精留分離し、残差を回収する工程。
IPC (3):
B09B 3/00 ,  B09B 3/00 ZAB ,  A62D 3/00 ZAB
FI (4):
B09B 3/00 304 Z ,  A62D 3/00 ZAB ,  B09B 3/00 ZAB ,  B09B 3/00 301 S

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