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J-GLOBAL ID:200903074522865051

遺伝子の転写に起因するmRNA量の変動現象の確率論的モデル化手法と、該モデル化手法を利用し、生細胞群中におけるmRNA量を高い確度で推定する方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (2): 宮崎 昭夫 ,  石橋 政幸
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):2004290374
Publication number (International publication number):2006101733
Application date: Oct. 01, 2004
Publication date: Apr. 20, 2006
Summary:
【課題】 個々の細胞中のmRNA量が時間的に、また、細胞相互間においても、大きな揺らぎを持って変化する系に適用可能な、各細胞内に存在している、特定のmRNAの量(Xi)の経時的な変化を確率論的に記述するモデル化方法の提供。【解決手段】 確率論的に推定可能な形態で表記するモデルとして、 一つの細胞内における該特定の遺伝子の転写事象は、他の細胞内における該特定の遺伝子の転写事象とは独立して発生し;一つの細胞内における該特定の遺伝子の転写事象発生一回に付随して、シャープなピーク状のmRNA量の時間的な変化が生じ;一つの細胞内において、一定の時間内における該特定の遺伝子の転写事象発生回数は、ポワソン分布に類する確率に従い、また、前記確率と反しない範囲で、前後する二回の転写事象発生間における時間間隔は、実質的にランダムであるという条件を満たすモデルを用いる。【選択図】 なし
Claim (excerpt):
同種の細胞複数個を含んでなる生細胞群において、前記細胞が有する特定の遺伝子の転写に起因して生成されるmRNAに関して、個々の細胞内における前記mRNA量の時間的な変動を確率論的に推定可能な形態で表記するモデル化を行う方法であって、 該生細胞群に含まれる同種の細胞複数個のうち、前記特定の遺伝子の転写に起因して生成されるmRNA量の変動を示している細胞数は、時間的に大きな揺らぎを示し、かつ、 前記特定の遺伝子の転写に起因して生成されるmRNA量の変動を示している細胞複数においても、個々の細胞内における前記mRNA量を比較すると、細胞間で大きな揺らぎを示している生細胞群に対して、 その確率論的に推定可能な形態で表記するモデルとして、 前記生細胞群における、一つの細胞内における該特定の遺伝子の転写事象は、他の細胞内における該特定の遺伝子の転写事象とは独立して発生し、 一つの細胞内における該特定の遺伝子の転写事象発生一回に付随して、前記mRNA量の過渡的な増加とその後の減少を伴う、シャープなピーク状のmRNA量の時間的な変化が生じ、 一つの細胞内において、一定の時間内における該特定の遺伝子の転写事象発生回数は、ポワソン分布に類する確率分布に従い、 また、前記確率分布と反しない範囲で、前後する二回の転写事象発生間における時間間隔は、実質的にランダムであるという条件を満たすモデルを用いる ことを特徴とする、遺伝子の転写に起因する細胞内mRNA量変動現象の確率論的モデル化の方法。
IPC (3):
C12Q 1/68 ,  C12Q 1/06 ,  C12N 15/09
FI (3):
C12Q1/68 A ,  C12Q1/06 ,  C12N15/00 A
F-Term (10):
4B024AA11 ,  4B024AA20 ,  4B024CA12 ,  4B024HA11 ,  4B063QA01 ,  4B063QQ08 ,  4B063QQ53 ,  4B063QS10 ,  4B063QS40 ,  4B063QX10

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