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J-GLOBAL ID:200903076832171940

新規なソルビトールデヒドロゲナーゼ、その製造方法並びに該酵素を用いたソルビトールの定量のための試薬及び方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 平木 祐輔 (外1名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1994296701
Publication number (International publication number):1996033482
Application date: Nov. 30, 1994
Publication date: Feb. 06, 1996
Summary:
【要約】【構成】 NAD+ の存在下で、D-ソルビトールを酸化してD-フルクトースとNADH生成し、また本反応の逆反応によって、NADHの存在下で、D-フルクトースを還元してD-ソルビトールとNAD+ を生成する熱安定性に優れた新規なソルビトールデヒドロゲナーゼ、シュードモナス属に属し、ソルビトールデヒドロゲナーゼ生産能を有する菌株を用いる該酵素の製造方法、並びに該酵素及びNAD+ を用いたD-ソルビトールの定量のための試薬及び方法。【効果】 本酵素は、D-ソルビトールの酵素的測定法に極めて有用であり、従来になく酵素活性が安定であり、本酵素を用いれば、D-ソルビトール量又はD-フルクトース量を精度よく測定することが可能である。また本発明の製造方法を用いれば、容易にそして安価に本酵素を製造することができる。更に、本発明の試薬及び方法によれば、D-ソルビトール量を精度よく測定することが可能である。
Claim (excerpt):
下記の理化学的性質を有するソルビトールデヒドロゲナーゼ。(1)作用:NAD+ の存在下で、D-ソルビトールを酸化してD-フルクトースとNADHを生成し、また本反応の逆反応によって、NADHの存在下で、D-フルクトースを還元してD-ソルビトールとNAD+ を生成する。(2)基質特異性:D-ソルビトール及びガラクチトールに特異的に作用する。(3)至適pH及び安定pH範囲:至適pHは10近辺であり、安定pH範囲は、30°C、4時間処理で、pH5.5〜10.5である。(4)作用適温の範囲:100mMトリス-塩酸緩衝液(pH9.0)で作用適温の範囲は、50°C近辺である。(5)pH、温度などによる失活の条件:30°C、4時間処理で、pH5.5〜10.5で安定あり、pH5.0以下及びpH11.0以上で完全に失活する。pH7.0において、30分間処理で、40°C近辺まで安定であり、またpH7.0で40°Cの条件において24時間で完全に失活する。(6)阻害:HgCl2 によって強く阻害される。(7)分子量:約64,500±5,000(ゲルろ過法)。
IPC (3):
C12N 9/04 ,  C12Q 1/32 ,  C12R 1:38

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