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J-GLOBAL ID:200903080661531818
磁気軸受装置
Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1):
西森 正博
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1993227769
Publication number (International publication number):1995042735
Application date: Jul. 30, 1993
Publication date: Feb. 10, 1995
Summary:
【要約】【目的】 共振点で充分な振動吸収ができ、しかも高速回転時もある程度の振動エネルギーの吸収が可能なこと。【構成】 ロータがその共振点に対応する回転数を通過するとき、自由揺動体14はロータの径方向の振動に連動して揺動し、振動エネルギーを粘弾性体17で吸収する。さらに回転数が上昇して自由揺動体14の共振周波数と離れてきた場合、ほとんど静止している自由揺動体14は、回転部材2と3によって作られる軸方向の磁場内にあるので、ロータの径方向の振動に連動した磁場の径方向変化により、自由揺動体14内で渦電流損が発生し、振動エネルギーを吸収する。この効果は、自由揺動体14が動きにくくなる高速回転時の共振周波数になるほど有効になる。これらの両作用により、共振点で充分な振動吸収ができ、しかも高速回転時もある程度の振動エネルギーの吸収が可能となる。
Claim (excerpt):
ロータを回転させるロータシャフト(1)の外周に導電材から成る一対の円板状の回転部材(2)(3)を所定の間隔でもって設け、上記各回転部材(2)(3)の両側に、コイル(11)(13)とヨーク(10)(12)とから成る軸方向制御電磁石(8)(9)をそれぞれ各回転部材(2)(3)とは非接触に配設し、上記両回転部材(2)(3)の間に導電材から成る自由揺動体(14)を非接触で配設すると共に、この自由揺動体(14)を粘弾性体(17)を介してステータ側に支持し、上記両回転部材(2)(3)の対向面に互いに逆方向に着磁した複数のリング状の永久磁石(4〜7)をそれぞれ同心円状に配設し、かつ両回転部材(2)(3)の相対向する永久磁石(4〜7)をそれぞれ異極に着磁し、上記軸方向制御電磁石(8)(9)のヨーク(10)(12)の磁極面を両回転部材(2)(3)のそれぞれの永久磁石(4)〜(7)の磁極面と対向配設し、上記自由揺動体(14)に上記いずれかの回転部材(2)(3)の永久磁石(4)(5)の磁極面の磁極とは異極に着磁した永久磁石(18)(19)を配設し、上記回転部材(2)(3)と自由揺動体(14)との間の永久磁石(4)(5)(18)(19)の吸引力による径方向バネ定数と粘弾性体(17)の径方向バネ定数とを自由揺動体(14)の共振点とロータの共振点とが略一致するように設定したことを特徴とする磁気軸受装置。
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