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J-GLOBAL ID:200903083082861082

構造物の振動制御方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 久門 知 (外1名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1992123418
Publication number (International publication number):1993311920
Application date: May. 15, 1992
Publication date: Nov. 22, 1993
Summary:
【要約】【目的】 構造物に風や地震の振動レベルに応じた多折れ線型減衰係数を持たせた受動型の振動制御方法により、振動外力に対する構造物の応答を低減する。【構成】 柱2、梁3等からなる高層建物1の柱梁架構内に複数の減衰装置10を設置する。減衰装置10は装置に生じる速度と荷重の関係が線形に近くなる特性を持つものであり、構造物に所定の減衰係数を与える。風振動を対象とする第1振動レベルにおいては、減衰係数cを1次減衰定数h1 の最大値を与える減衰係数c1 と1次固有周期T1 が短くなってほぼ安定する減衰係数cT の間に設定する。地震動を対象とする第2振動レベルにおいては、減衰係数cを3次減衰定数h3 の最大値を与える減衰係数c3 と減衰係数c1 との間に設定する。それ以上の第3振動レベルにおいては、減衰係数cが減少するようにし、減衰装置10での荷重の増加を防ぐ。
Claim (excerpt):
ダンパーとしての1または複数の減衰装置からなり、振動レベルに応じて、構造物に所定の減衰係数を与える減衰係数設定手段を、構造物内に設置し、h<SB>i </SB>=-Re (λ<SB>i </SB>) /|λ<SB>i </SB>| ...(1)(ただし、λ<SB>i </SB>は前記構造物のi次振動モードを与える複素固有値、Re(λ<SB>i</SB>)はその実数部)によって求まる前記構造物のi次振動モードに対するi次減衰定数h<SB>i </SB>の最大値を与える減衰係数c<SB>i </SB>と、T<SB>1 </SB>=2π/Imag (λ<SB>1 </SB>) ...(2)(ただし、Imag (λ<SB>1 </SB>) は複素固有値λ<SB>1 </SB>の虚数部)によって求まる1次固有周期T<SB>1 </SB>が短くなってほぼ安定する値を与える減衰係数c<SB>T </SB>を求め、前記減衰係数設定手段によって与えられる減衰係数cを、(a) 主として頻度の高い風振動に対応する第1振動レベルに対しては、c<SB>1 </SB><c<c<SB>T </SB> ...(3)(b) 前記第1振動レベルより大きい振動レベルであり、主として地震動に対応する第2振動レベルに対しては、c<SB>3 </SB><c<c<SB>1 </SB> ...(4)(c) 前記第2振動レベルより大きい振動レベルであり、前記減衰係数設定手段を構成する前記減衰装置に所定の設計荷重F<SB>y </SB>以上の減衰力が生じる第3振動レベルに対しては、c<c<SB>3 </SB> ...(5)となるよう設定することを特徴とする構造物の振動制御方法。
IPC (5):
E04H 9/02 311 ,  E04H 9/02 321 ,  F16F 15/02 ,  G05D 19/02 ,  F16F 9/46

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