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J-GLOBAL ID:200903084221196826

新規マルトースホスホリラーゼ及びその製造方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1995112706
Publication number (International publication number):1996280382
Application date: Apr. 14, 1995
Publication date: Oct. 29, 1996
Summary:
【要約】【構成】 1モルのマルトースを加リン酸分解し、1モルのβ-D-グルコース-1-リン酸と1モルのD-グルコースを生成し、至適pHが中性域にあり、熱安定性に優れた性質を有する新規なマルトースホスホリラーゼであり、また、エンテロコッカス属、ロイコノストック属又はラクトコッカス属に属し、マルトースホスホリラーゼ生産能を有する菌株を用いるマルトースホスホリラーゼの製造方法である。【効果】 至適pHが中性付近にあり、熱安定性に優れたマルトースホスホリラーゼを容易に製造することができ、本酵素を一般に自動分析法などで採用されている中性域の反応系に用いれば、該酵素の使用量の低減ができ、しかも熱安定性が優れ長期保存にも耐え得るので本酵素は液状試薬への使用にも好適である。
Claim (excerpt):
下記の理化学的性質を有するマルトースホスホリラーゼ。(1)作用:1モルのマルトースを加リン酸分解し、1モルのβ-D-グルコース-1-リン酸と1モルのD-グルコースを生成する。(2)基質特異性:マルトースに特異的に作用し、シュークロース、ラクトース、トレハロース、マルチトール及びセロビオースには作用しない。(3)至適pH及び安定pH範囲:至適pHは6.5〜7.5であり、安定pH範囲は、37°C、15分間処理により、pH5.5〜8.0で安定。(4)作用適温の範囲:45°C〜50°C。(5)pH、温度などによる失活の条件:pH7.0、10分間処理により、55°C程度まで安定。(6)阻害、活性化及び安定化:HgCl2 及びAgNO3 により強く阻害され、またCuSO4 及びZnSO4 によっても阻害されるが、活性化及び安定化に特別に寄与する金属塩は見当たらない。(7)分子量:約220,000(ゲルろ過法)。
IPC (2):
C12N 9/10 ,  C12R 1:01

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