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J-GLOBAL ID:200903084527509569
細胞培養方法および培養媒体
Inventor:
,
Applicant, Patent owner:
Agent (1):
土橋 秀夫 (外1名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1995513167
Publication number (International publication number):1997504180
Application date: Nov. 01, 1994
Publication date: Apr. 28, 1997
Summary:
【要約】本発明は通常ヒト血清アルブミン(HSA)の存在を必要としかつ実質上脂肪酸、脂肪酸エステルおよび脂質がない型の血清なしの細胞培養媒体中の組み換え因子VIIIを発現する哺乳類細胞を培養する方法に関するもので、該方法においてHSAが約10,000から約450,000の平均分子量を有する少なくとも1つのグルコースまたはスクロースを基礎にした多糖類により置き換えられるものである。本発明はまたかかる血清なしの細胞培養媒体(培地)に関するものである。
Claim (excerpt):
1)通常ヒト血清アルブミン(HSA)の存在を必要としかつ実質上脂肪酸、脂肪酸エステルおよび脂質がない型の血清なしの細胞培養媒体(細胞培地)中で組み換え因子VIIIを発現する哺乳類細胞を培養する哺乳類細胞培養方法において、HSAがポリカチオンおよびポリアニオングルコースまたはスクロースを基礎にした多糖類を除いて、約10,000から約450,000の平均分子量を有する少なくとも1つのグルコースまたはスクロースを基礎にした多糖類により置き換えられることを特徴とする哺乳類細胞培養方法。 2)通常ヒト血清アルブミン(HSA)の存在を必要としかつ実質上脂肪酸、脂肪酸エステルおよび脂質がない型の血清なしの細胞培養媒体(細胞培地)中で組み換え因子VIIIを発現する哺乳類細胞を培養する哺乳類細胞培養方法において、HSAが約10,000から約450,000の平均分子量を有するデキストランおよびスクロースおよびエピクロロヒドリンの共重合体から選択された少なくとも1つのグルコースまたはスクロースを基礎にした多糖類により置き換えられることを特徴とする哺乳類細胞培養方法。 3)前記多糖類が約40,000〜約400,000の平均分子量を有することを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の哺乳類細胞培養方法。 4)前記哺乳類細胞がCHO細胞であることを特徴とする請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか1項に記載の哺乳類細胞培養方法。 5)前記デキストランが約40,000ないし約70,000の平均分子量を有することを特徴とする請求の範囲第2項乃至第4項のいずれか1項に記載の哺乳類細胞培養方法。 6)前記細胞が懸濁細胞培養において培養されることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第5項のいずれか1項に記載の哺乳類細胞培養方法。 7)前記細胞が攪拌タンクバイオ反応器中で培養されることを特徴とする請求の範囲第6項に記載の哺乳類細胞培養方法。 8)組み換え因子VIIIが組み換え因子VIIIの活性の先端が切られた誘導体であることを特徴とする請求の範囲の第1項乃至第7項のいずれか1項に記載の哺乳類細胞培養方法。 9)組み換え因子VIIIの活性の先端が切られた誘導体が組み換え因子VIIISQ(rVIIISQ)であることを特徴とする請求の範囲第8項に記載の哺乳類細胞培養方法。 10)組み換え因子VIIIを発現する哺乳類細胞を培養するための血清なしの細胞培養媒体において、HSAの置換において媒体が約10,000から約450,000、好ましくは約40,000から約400,000の平均分子量を有する少なくとも1つのグルコースまたはスクロースを基礎にした多糖類を含有することを特徴とする血清なしの細胞培養媒体。 11)組み換え因子VIIIを発現する哺乳類細胞を培養するための血清なしの細胞培養媒体において、HSAの置換において媒体が約10,000から約450,000、好ましくは約40,000から約400,000の平均分子量を有するデキストランおよびスクロースおよびエピクロロヒドリンの共重合体から選択された少なくとも1つのグルコースまたはスクロースを基礎にした多糖類を含有することを特徴とする血清なしの細胞培養媒体。 12)前記デキストランが約40,000または約70,000の平均分子量を有することを特徴とする請求の範囲第11項に記載の血清なしの細胞培養媒体。 13)組み換え因子VIIIが組み換え因子VIIIの活性の先端が切られた誘導体であることを特徴とする請求の範囲第10項ないし第12項のいずれか1項に記載の血清なしの細胞培養媒体。 14)組み換え因子VIIIの活性の先端が切られた誘導体が組み換え因子VIIISQ(rVIIISQ)であることを特徴とする請求の範囲第13項に記載の血清なしの細胞培養媒体。 15)請求の範囲第1項ないし第9項のいずれか1項に記載の方法により組み換え因子VIIIを発現する哺乳類細胞を培養しかつ組み換え因子VIIIを回収することを特徴とする組み換え因子VIIIの製造方法。 16)請求の範囲第15項に記載の方法により製造された組み換え因子VIII。
IPC (4):
C12N 5/10
, C07K 14/755
, C12N 15/09
, C12P 21/02
FI (4):
C12N 5/00 B
, C07K 14/755
, C12P 21/02 C
, C12N 15/00 A
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (3)
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特表平5-502161
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付着性動物細胞の培養方法
Gazette classification:公開公報
Application number:特願平4-012322
Applicant:三菱化成株式会社
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特開昭60-243023
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