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J-GLOBAL ID:200903086179029429

車両のスリツプ制御装置

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 前田 弘 (外2名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1991174092
Publication number (International publication number):1993016780
Application date: Jul. 15, 1991
Publication date: Jan. 26, 1993
Summary:
【要約】【目的】ハンドルを切った状態で車両を発進させる場合のように、低車速で且つ転舵時のスリップ制御において、車両の加速性を犠牲にすることなく、旋回内輪のスリップを抑える。【構成】エンジン出力の制御と左右の駆動輪2RL,2RRにつき独立したブレーキ制御とにより、上記駆動輪のスリップを抑えることを前提とする。そして、基本的にはブレーキ制御開始用の閾値をエンジン制御開始用の閾値よりも高めに設定するようにする。しかし、低車速での転舵時には上記ブレーキ制御開始用の閾値をエンジン制御開始用の閾値よりも低めに修正する。これにより、エンジン出力を低下させることなく、上記駆動輪のうちの旋回内輪のスリップをブレーキ制御によって抑えながら、路面に対するグリップ力が得られる旋回外輪を生かして加速性を高める。
Claim (excerpt):
エンジン出力を調節するエンジン出力調節手段と、左右の駆動輪宛てに別個に設けられ各々駆動輪に付与するブレーキ力を調節するブレーキ力調節手段とを備え、上記駆動輪の路面に対するスリップ量が目標スリップ量となるように、上記エンジン出力調節手段によるエンジン制御と、上記各ブレーキ力調節手段による各駆動輪で独立したブレーキ制御とを行なうようにした車両のスリップ制御装置において、上記エンジン制御を開始するためのスリップ量閾値と、上記ブレーキ制御を開始するためのスリップ量閾値とを、上記エンジン制御開始用閾値よりも上記ブレーキ制御開始用閾値の方が高くなるように設定する閾値設定手段と、上記車両の速度を検出する車速検出手段と、上記車両のハンドル舵角を検出する舵角検出手段と、上記車速検出手段により検出された車速が所定値以下で且つ上記舵角検出手段により検出された舵角が所定値以上のときに、上記閾値設定手段により設定されたブレーキ制御開始用閾値を上記閾値設定手段により設定されたエンジン制御開始用閾値よりも低くなるように修正する閾値修正手段とを備えていることを特徴とする車両のスリップ制御装置。

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