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J-GLOBAL ID:200903086614782134

油中の不溶解分濃度測定方法及びその装置

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 大澤 斌 (外1名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1995266245
Publication number (International publication number):1996189890
Application date: Sep. 20, 1995
Publication date: Jul. 23, 1996
Summary:
【要約】 (修正有)【課題】 定量下限が低く、試料油の着色の濃淡及び不溶解分粒子径の大小による影響を補正した油の不溶解分含有率を正確にかつ迅速に、かつ簡単な操作で測定する方法、またその測定装置を提供すること。【解決手段】 本不溶解分含有率測定装置10は、光源12と、光源から照射される光のうち所定波長以上の波長の光のみを試料セルに入射し、かつ着脱自在に取り付けられたフィルタ40とを有して試料セルに光を入射する光学系と、試料セルより出射した散乱光の光量(散乱光光量)と透過光の光量(透過光光量)とをそれぞれ測定する測定手段24、26と、測定手段に接続された演算装置38と、試料セル支持体44とを備える。
Claim (excerpt):
(a)標準試料に光を入射して得た散乱光光量測定値から試料油の不溶解分含有率を求める検量線を予め作成する工程と、(b)試料油の着色の濃淡及び不溶解分含有割合により生じる不溶解分含有率の測定誤差を補正する第1定量率〔={検量線不溶解分含有率(検量線から求めた不溶解分含有率)/重量法により求めた不溶解分含有率}×100〕を試料油について得た吸光度測定値または透過率測定値と散乱光光量測定値とに基づいて求める第1相関関係を予め定める工程と、(c)光源より照射された全波長領域のうち所定波長より長い長波長域の光、光源より照射された全波長領域のうち所定波長より短い短波長域の光及び光源より照射された全波長域の光のなかからいずれか2個の波長域の光を選択し、選択された波長域の光のそれぞれについて、その選択波長域の光を試料油に入射して得た散乱光光量測定値と吸光度測定値または透過率測定値とに基づき第1相関関係から第1定量率を求め、散乱光光量測定値を第1定量率により補正して選択波長域の光の散乱光光量を算出し、得られた2個の選択波長域の散乱光光量から算出した散乱光光量比に基づき、粒子径の大小により生じる不溶解分含有率の測定誤差を補正する第2定量率〔={透過光光量(透過光の光量)補正不溶解分含有率(検量線不溶解分含有率を第1定量率により補正して得た不溶解分含有率)}/(重量法により求めた不溶解分含有率)×100〕を求める第2相関関係を予め定める工程と、(d)試料油について散乱光光量と吸光度または透過率とをそれぞれ測定し、得た散乱光光量測定値に基づき検量線から検量線不溶解分含有率を求め、更に、散乱光光量測定値と吸光度測定値または透過率測定値とに基づき第1相関関係に従い第1定量率を求め、検量線不溶解分含有率を第1定量率により補正して試料油の透過光光量補正不溶解分含有率を算出する工程と、及び(e)工程(c)で求めた第2相関関係を規定する2個の選択波長域の光を使用して試料油の散乱光光量比を求め、得た散乱光光量比に基づき第2相関関係に従い第2定量率を算出し、試料油の透過光光量補正不溶解分含有率を第2定量率により補正して透過光光量補正及び粒子径補正を施した試料油の不溶解分含有率を算出する工程とを備えたことを特徴とする油中の不溶解分濃度測定方法。

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