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J-GLOBAL ID:200903092888267996

マルチトールの精製方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 本多 小平 (外3名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1995289860
Publication number (International publication number):1997132586
Application date: Nov. 08, 1995
Publication date: May. 20, 1997
Summary:
【要約】【課題】 水添後のクロマト分離により93%以上の高純度でマルチトールを分離する。【解決手段】 親和力の強さが単糖類>マルチトール>多糖類でかつ水分含有率がNa形のとき40%〜60%のCa形強酸性陽イオン交換樹脂を充填した充填塔を多数直列に連結した循環流路型の液体流通系を用いて、マルチトール含有原液の多成分分離を行い、原液中の多糖類が富化された単位充填塔の塔頂から原液を系内に供給しながらマルチトールが富化された単位充填塔の塔末より該マルチトールの画分を抜出す第1工程と、原液を供給することなく液体を循環させながら、溶離液を供給すると共に上記第1工程で残留した単糖類及び多糖類の富化された各単位充填塔の塔末からこれらの画分を抜出し、かつ吸着帯域の移動にあわせて溶離液の供給位置及び各画分の抜出し位置を系の下流側の単位充填塔に移行させる操作を伴う第2工程と、の第1工程及び第2工程を1サイクルとして繰り返す。
Claim (excerpt):
親和力の強さが単糖類>マルチトール>多糖類の順でありかつ水分含有率がNa形のとき40%〜60%であるCa形強酸性陽イオン交換樹脂を充填した単位充填塔を、多数直列に連結して循環流路型の液体流通系を形成し、マルトースに富む糖液を連続的に水素添加処理して得たマルチトールを80%以上含む原液をこの液体流通系に供給することでマルチトールを93%以上の純度で分離するマルチトールの精製方法であって、上記原液中の親和力の弱い多糖類が富化された吸着帯域の形成されている単位充填塔の塔頂から原液を系内に供給しながら、この原液の供給位置よりも下流側で親和力が中間の成分であるマルチトールの富化された吸着帯域が形成されている単位充填塔の塔末より該マルチトールの画分を抜出す第1工程と、原液を供給することなく上記系内で液体を循環させながら、該系内に溶離液を供給すると共に上記第1工程で残留した成分の富化された吸着帯域の形成されている単位充填塔の塔末より各残留成分である単糖類及び多糖類の画分を抜出し、かつ吸着帯域の移動にあわせて溶離液の供給位置及び各画分の抜出し位置を系の下流側の単位充填塔に移行させる操作を伴う第2工程と、の第1工程及び第2工程を1サイクルとして繰り返すことを特徴とする純度98%以上のマルチトールを分離するマルチトールの精製方法。
IPC (3):
C07H 15/04 ,  B01D 15/08 ,  C07H 1/06
FI (3):
C07H 15/04 D ,  B01D 15/08 ,  C07H 1/06
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (3)
  • 特開平1-273593
  • 特開昭58-111700
  • 特開平1-093597

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