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J-GLOBAL ID:200903094359391412

ブドウ球菌を検出するための方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 石田 敬 (外3名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1995520099
Publication number (International publication number):1997508279
Application date: Jan. 20, 1995
Publication date: Aug. 26, 1997
Summary:
【要約】本発明は、たとえブドウ球菌が酵素であるβ-グルコシダーゼを産生するとしても、この属のバクテリアは、他のバクテリアにより産生されるβ-グリコシダーゼの存在を検出するのに一般に用いられる基質である5-ブロモ-4-クロロ-3-インドリル-β-D-グルコピラノシドと酵素的に反応するであろう代謝物質を産生することができないという本明細書で最初に報告される実験的観察結果を利用する。この予期せぬ観察結果において、本発明の一つの実施形態は、ブドウ球菌の増殖を促進するためのインヒビター、並びに5-ブロモ-4-クロロ-3-インドリル-β-D-グルコピラノシドのような第1のグルコピラノシド基質、及び6-クロロ-3-インドリルホスフェートもしくは5-ブロモ-6-クロロ-3-インドリルホスフェートのような第2のホスファターゼ基質を含む選択固体培地を含む。この実施形態において、サンプル中のブドウ球菌は、培地内でホスファターゼ基質と反応するであろう代謝物質を産生して赤ないし赤紫色を有するコロニーを形成し、一方前記サンプル中の他のバクテリアは、前記培地内でグルコピラノシダーゼ基質と反応するであろうβ-グルコシダーゼを産生し、青色を有するコロニーを形成するであろう。本発明の特に好ましい実施形態において、選択インヒビター、第1のグルコピラノシド基質、及び第2のホスファターゼ基質を含む乾燥培養培地を用いてPETRIFILM培養プレート装置のような薄膜培養プレート装置を調製する。薄膜培養プレート装置にサンプルを接腫した後十分な期間インキュベートする時、前記サンプル中のブドウ球菌は薄膜装置上に赤色を有するコロニーを形成し、前記サンプル中の他のバクテリアは装置上に青色を有するコロニーを形成するであろう。
Claim (excerpt):
1種以上のバクテリアを含むサンプル内のブドウ球菌を同定及び測定するための方法であって、 i)選択培地にサンプルの分割量を接種するステップであって、前記培地が、ブドウ球菌の増殖を促進するためのインヒビター、β-グルコシダーゼの存在下において観察可能な第1の色を形成することができる第1の基質、及びブドウ球菌の存在下において第2の色を形成することができる第2の基質を含むことを特徴とするステップと、 ii)前記接種された培地をインキュベートして、該培地中の前記第1及び第2の基質の存在下においてバクテリアコロニーを見ることができる十分な大きさの前記バクテリアコロニーを形成するステップと、 iii)前記第2の基質の前記第2の色の存在により同定された前記コロニーを測定して、前記サンプル内のブドウ球菌の数を供するステップと、を含むことを特徴とする方法。
IPC (3):
C12Q 1/04 ,  C12M 1/34 ,  C12Q 1/34
FI (3):
C12Q 1/04 ,  C12M 1/34 B ,  C12Q 1/34

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