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J-GLOBAL ID:200903094605131549

強化エラストマー、エラストマー複合材およびそれらを構成部材として有するタイヤ

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 社本 一夫 (外4名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1999321423
Publication number (International publication number):2000273191
Application date: Nov. 11, 1999
Publication date: Oct. 03, 2000
Summary:
【要約】【課題】 エラストマー・ホスト材料内で強化用充填材をその前駆体から現場形成することによって、強化用充填材を均一に分散して含む、タイヤの構成部材等として有用なエラストマー/充填材系複合材を製造する方法を提供する。【解決手段】 充填材前駆体、例えばテトラエトキシシラン、縮合反応促進剤、およびエラストマー・ホスト材料、例えばスチレン/ブタジエンゴムを、該エラストマー・ホスト材料の有機溶媒溶液または水性ラテックスから成る媒体中でブレンドして該充填材前駆体の縮合反応を開始させ、次いで該縮合反応の完了前に有機シラン物質を加えて該シラン物質を該充填材/充填材前駆体と反応させ;続いて得られたエラストマー/充填材系複合材を回収して、エラストマー/充填材系複合材をエラストマー・ホスト材料内で現場形成された充填材の分散物として得る。この複合材は、タイヤの構成成分、例えばトレッド用材料として有用である。
Claim (excerpt):
充填材前駆体、縮合反応促進剤、並びにエラストマー・ホスト材料(A)およびエラストマー・ホスト材料(B)から選ばれるエラストマー・ホスト材料を、(1)該エラストマー・ホスト材料の有機溶媒溶液または(2)該エラストマー・ホスト材料の水性ラテックスから成る媒体中でブレンドして該充填材前駆体の縮合反応を開始させ、次いでエラストマー・ホスト材料(A)と、場合によってはエラストマー・ホスト材料(B)のために、該縮合反応の完了前に有機シラン物質を加えて該シラン物質を該充填材/充填材前駆体と反応させ;続いて得られたエラストマー/充填材系複合材を回収することを特徴とする、エラストマー/充填材系複合材をエラストマー・ホスト材料内で現場形成された充填材の分散物として製造する方法:但し、上記の方法において、該エラストマー・ホスト材料(A)は共役ジエンの単独重合体、共役ジエンの共重合体、並びに共役ジエンと、スチレンおよびα-メチルスチレンから選ばれるビニル芳香族化合物との共重合体の内の少なくとも1種から選ばれ;該エラストマー・ホスト材料(B)は少なくとも1種の末端がアルコキシ金属で官能化されたジエン系エラストマーから選ばれ、ここで該金属は珪素、チタン、アルミニウムおよびホウ素から選ばれ、また該ジエン系エラストマーは共役ジエンの単独重合体、共役ジエンの共重合体、並びに共役ジエンと、スチレンおよびα-メチルスチレンから選ばれるビニル芳香族化合物との共重合体の内の少なくとも1種から選ばれ;該充填材前駆体は式(IIA)、(IIB)および(IIC):【化1】(式中、MおよびM'は同一または異なる元素であって、珪素、チタン、ジルコニウム、ホウ素およびアルミニウムから選ばれ、RおよびR'はメチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチルおよびイソブチル基から各々独立に選ばれるアルキル基であり、そして整数x+yおよびw+zの各和は、それに関連したMまたはM'が、上記の和が3であるホウ素またはアルミニウムである場合以外は4に等しく、そしてrは1〜15である。)から選ばれる少なくとも1種の物質であり;そして該有機シランは次の式(III)、(IV)および(V)から選ばれる少なくとも1種の物質である:即ち、【化2】[式中、R1は合計1〜18個の炭素原子を有する置換または非置換アルキル基および合計6〜12個の炭素原子を有する置換または非置換アリール基より成る群から選ばれる基であり、mは2〜約8の範囲内の数であり、かつmの平均は(a)約2〜約2.6または(b)約3.5〜約4.5の範囲内にあり;Zは、次の式:【化3】(式中、R2は同一または異なる基であって、各々独立に1〜4個の炭素原子を有するアルキル基およびフェニル基から選ばれ、そしてR3は、アルコキシ基(1個または複数個)のアルキル基がメチル、エチル、n-プロピル、イソプロピル、n-ブチルおよびイソブチル基から選ばれるアルキル基である同一または異なるアルコキシ基である。)で表される基である。]としての式(III)で表される有機シランポリスルフィド;【化4】(式中、R4はメチル、エチル、n-プロピルおよびイソプロピル基から選ばれる同一または異なるアルキル基であることができ、そしてR5は1〜18個の炭素原子を有するアルキル基および6〜12個の炭素原子を有するアリール基またはアルキル置換アリール基から選ばれる。)としての式(IV)で表されるアルキルアルコキシシラン;および【化5】(式中、R6はメチル、エチル、n-プロピルおよびイソプロピル基から選ばれる同一または異なるアルキル基であり、yは1〜12の整数であり、そしてYは第一アミノ、メルカプト、エポキシド、チオシアナト、ビニル、メタクリレート、ウレイド、イソシアナトおよびエチレンジアミン基から選ばれる。)としての式(V)で表される官能性有機シラン。
IPC (9):
C08J 3/24 CEQ ,  C08J 3/24 ,  B60C 1/00 ,  C08K 5/057 ,  C08K 5/5415 ,  C08K 5/548 ,  C08K 5/56 ,  C08L 9/00 ,  C08L 15/00
FI (9):
C08J 3/24 CEQ A ,  C08J 3/24 CEQ Z ,  B60C 1/00 A ,  C08K 5/057 ,  C08K 5/5415 ,  C08K 5/548 ,  C08K 5/56 ,  C08L 9/00 ,  C08L 15/00

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