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J-GLOBAL ID:200903095719124468
焼却灰溶融スラグからの人工岩石合成処理法および装置
Inventor:
,
Applicant, Patent owner:
,
Agent (1):
吉村 勝俊 (外1名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1996026154
Publication number (International publication number):1997156991
Application date: Jan. 18, 1996
Publication date: Jun. 17, 1997
Summary:
【要約】【課題】 ごみ焼却灰や下水汚泥乾燥粉等の溶融スラグから、無害化されかつ緻密に再結晶したコンクリート用人工骨材としての人工岩石を合成すること。【解決手段】 焼却灰を還元溶融する際に、溶融スラグ4のMgO含有量が5%〜20%となるように冶金滓または天然鉱物類を焼却灰に添加し成分調整する。焼却灰を還元溶融することにより焼却灰中のFe系酸化物を還元して溶融銑鉄2を滞留させると同時に、重金属類等を可及的に含まない溶融スラグ4を生成して溶融銑鉄2の上部に滞留させる。溶融スラグ4を溶融銑鉄2とは独立して出滓した後に徐冷した状態で共晶凝固現象に基づいて一次再結晶させる。一次再結晶した鋳造スラグ4Aを約1,000°Cの温度雰囲気に保持して、鋳造スラグ4A中に残留する非晶質部分を二次再結晶させることにより、緻密な再結晶した人工岩石24が生成される。
Claim (excerpt):
ごみ焼却灰,下水汚泥乾燥粉,産業廃棄物焼却灰等の溶融スラグから人工岩石を合成する処理法において、還元剤を用いることにより焼却灰を還元溶融して溶融スラグを生成する際もしくはそれに先だち、該溶融スラグのMgO含有量が5%ないし20%までの範囲における目標%もしくはそれに極めて近似した含有%となるようにMgOを含有する冶金滓または天然鉱物類を前記焼却灰に添加し、可及的に低融点となりかつ共晶凝固する組成を有した溶融スラグが得られるように成分調整する工程と、成分調整された上記焼却灰を還元溶融することにより該焼却灰中のFe系酸化物を還元して生成された溶融銑鉄を滞留させ、他の重金属類および還元可能な酸化物類を還元して生じた元素を前記溶融銑鉄中に溶解させると共に、ガス含有率が極めて低く上記重金属類等を可及的に含まない溶融スラグを生成して前記溶融銑鉄の上部に滞留させる還元溶融工程と、上記溶融スラグを前記溶融銑鉄とは独立して出滓した後に、溶融スラグを徐冷した状態で共晶凝固現象に基づいて一次再結晶させる鋳造工程と、一次再結晶した鋳造スラグを900°Cないし1,200°Cの温度雰囲気に保持することにより、該鋳造スラグ中に残留する非晶質部分を二次再結晶させると共に残留内部歪を除去する熱処理工程と、を有し、前記溶融スラグからガス含有率の極めて低い、組織の緻密な再結晶した人工岩石を生成させることを特徴とする焼却灰溶融スラグからの人工岩石合成処理方法。
IPC (2):
FI (2):
C04B 32/00 Z
, B09B 3/00 303 L
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