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J-GLOBAL ID:200903099069710354

溶融粘度が低く光学的減衰の少ないシクロオレフィンコポリマー

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 湯浅 恭三 (外6名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1994517607
Publication number (International publication number):1996507800
Application date: Jan. 31, 1994
Publication date: Aug. 20, 1996
Summary:
【要約】モノマー総量に対して、0.1ないし99.9重量%の少なくとも1種のモノマー(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は同一かまたは異なり、水素原子またはC1-C8アルキル基もしくはアリール基を表わし、なお、同一の基が別の式では異なる意味を有することができる)、モノマー総量に対して、0ないし99.9重量%の式(V)のシクロオレフィン(式中、nは2から10までの数である)、およびモノマー総量に対して、0.1ないし99.9重量%の式(VI)の少なくとも1種の非環式1-オレフィン(式中、R9、R10、R11およびR12は同一かまたは異なり、水素原子またはC1-C8アルキル基を表わす)を、溶液中、懸濁液中、液状シクロオレフィンモノマーまたはシクロオレフィンモノマー混合物中、または気相中において、-78ないし150°Cの温度および0.5ないし64バールの圧力下で、遷移金属成分としてメタロセンならびに線状タイプの場合には式(VII)および/または環状タイプの場合には式(VIII)のアルミノオキサンより成る触媒の存在下で共重合させることによる低溶融粘度のシクロオレフィンコポリマー(COC)の製造法。式(VII)および(VIII)において、R13はC1-C6アルキル基またはフェニルまたはベンジルであり、nは2から50までの整数である。重合は、触媒の遷移金属成分が式(IX)(式中、M1はチタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブまたはタンタルで、R14およびR15は同一かまたは異なり、水素原子、ハロゲン原子、C1-C10アルキル基、C1-C10アルコキシ基、C6-C10アリール基、C6-C10アリールオキシ基、C2-C10アルケニル基、C7-C40アリールアルキル基、C7-C40アルキルアリール基またはC8-C40アリールアルケニル基を表わし、かつmは中心金属M1の原子価によって1または2であることができる)の少なくとも1種の化合物である触媒の存在下で行われる。R18は=BR19、=AIR19、-Ge-、-Sn-、-O-、-S-、=SO、=SO2、=NR19、=CO、=PR19、または=P(O)R19であり、式中、R19、R20およびR21は同一かまたは異なり、水素原子、ハロゲン原子、C1-C10アルキル基、C1-C10フルオロアルキル基、C6-C10フルオロアリール基、C6-C10アリール基、C1-C10アルコキシ基、C2-C10アルケニル基、C7-C40アリールアルキル基、C8-C40アリールアルケニル基もしくはC7-C40アルキルアリール基を表わすか、またはR19およびR20もしくはR19およびR21はそれらを結びつける原子と環を形成し、M2はケイ素、ゲルマニウムまたはスズであり、R16およびR17はそれぞれ異なり、中心原子M1とサンドウィッチ構造を形成することができる単環式または多環式炭化水素基を表わす。式(IX)のメタロセンは配位子R16およびR17ならびにそれらを結びつける中心原子M1に関してCs対称を示す。
Claim (excerpt):
モノマー総量に対して、0.1ないし99.9重量%の式I、II、IIIまたはIV(式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は同一かまたは異なり、水素原子またはC1-C8アルキル基もしくはアリール基であり、なお別の式の同一の基は異なる意味を有することができる)の少なくとも1種のモノマー、モノマー総量に対して、0ないし99.9重量%の式V(式中、nは2から10までの数である)のシクロオレフィン、およびモノマー総量に対して、0.1ないし99.9重量%の式VI(式中、R9、R10、R11およびR12は同一かまたは異なり、水素原子またはC1-C8アルキル基である)の少なくとも1種の非環式1-オレフィンを、溶液中、懸濁液中、液状シクロオレフィンモノマーまたはシクロオレフィンモノマー混合物中、または気相中において、-78ないし150°Cの温度および0.5ないし64バールの圧力下で、遷移金属成分としてメタロセン、ならびに線状タイプの場合には式VIIおよび/または環状タイプの場合には、式VIII(式VIIIおよびVIIIにおいて、R13はC1-C6アルキル基またはフェニルまたはベンジルで、nは2から50までの整数である)のアルミノオキサンを含む触媒の存在下で共重合させることにより低溶融粘度のシクロオレフィンコポリマー(COC)を調製する方法であって、重合を触媒の遷移金属成分が式IX(式中、M1はチタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブまたはタンタルであり、R14およびR15は同一かまたは異なり、水素原子、ハロゲン原子、C1-C10アルキル基、C1-C10アルコキシ基、C6-C10アリール基、C6-C10アリールオキシ基、C2-C10アルケニル基、C7-C40アリールアルキル基、C7-C40アルキルアリール基またはC8-C40アリールアルケニル基であり、かつmは中心原子M1の原子価によって、1または2であることができR18は=BR19、=AIR19、-Ge-、-Sn-、-O-、-S-、=SO、=SO2、=NR19、=CO、=PR19、または=P(O)R19であり、式中、R19、R20およびR21は同一かまたは異なり、水素原子、ハロゲン原子、C1-C10アルキル基、C1-C10フルオロアルキル基、C6-C10フルオロアリール基、C6-C10アリール基、C1-C10アルコキシ基、C2-C10アルケニル基、C7-C40アリールアルキル基、C8-C40アリールアルケニル基もしくはC7-C40アルキルアリール基であるか、またはR19およびR20もしくはR19およびR21はそれぞれそれらを結びつける原子と環を形成し、M2はケイ素、ゲルマニウムまたはスズであり、R16およびR17はそれぞれ異なり、中心原子M1とサンドウィッチ構造を形成することができる単環式または多環式炭化水素基である)の少なくとも1種の化合物である触媒の存在下で行い、さらに、式IXのメタロセンが配位子R16およびR17ならびにそれらを結びつける中心原子M1に関してCs対称を有することを特徴とする方法。
IPC (6):
C08F 4/72 MEY ,  C08F 32/00 MNV ,  C08F210/00 MJF ,  G02B 1/04 ,  G02B 6/00 366 ,  G02B 6/00 391
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (2)
  • 特開平4-268312
  • 特開平3-255105

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