Pat
J-GLOBAL ID:201003052720477757
ヒトT2R受容体を特異的に活性化する苦味リガンドの同定およびヒト苦味モジュレータを同定するための関連アッセイ
Inventor:
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Applicant, Patent owner:
Agent (5):
小野 新次郎
, 社本 一夫
, 小林 泰
, 千葉 昭男
, 富田 博行
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):2009535345
Publication number (International publication number):2010508041
Application date: Nov. 01, 2007
Publication date: Mar. 18, 2010
Summary:
【課題】 T2Rメンバーが苦味を制御することおよび胃腸機能におけるそれらの可能な役割の理解にかかわらず、ヒト苦味T2R味覚受容体を活性化する特異的リガンドを同定する必要性が存在する。異なるT2R、特にヒトT2Rの結合特性についてさらなる理解を深めることは、所望の味覚調節特性を有する、すなわち、特異的苦味化合物の味覚を遮断または抑制する化合物を選択するその使用をさらに促進するために、非常に有益であろう。【解決手段】 本発明は、T2R味覚受容体ファミリーにおける特異的ヒト味覚受容体が、特定の苦味化合物に応答する、という発見に関する。また、本発明は、同一苦味リガンドとの機能的アッセイにおける、特異的hT2R9対立遺伝子およびそれらの異種の活性の発見にも関する。本発明は、特異的苦味リガンドおよび関連する化合物による、これらの味覚受容体の活性化を調節するリガンドを同定するためのアッセイにおける、これらのT2R受容体の使用にも関する。これらの化合物は、T2R関連の苦味を改変する(遮断する)ために、食物、飲料、化粧品、および医薬品において添加物として使用、および/またはそれらから除去され得る。また、T2Rリガンドは、T2R関連の胃腸および代謝機能を治療および調節する、ならびに胃腸および代謝疾患、例えば摂食障害、食物過敏、食物吸収、肥満、糖尿病、クローン病、セリアック病等を治療するための治療薬として使用され得る。【選択図】 図1
Claim (excerpt):
hT2Rl、hT2R3、hT2R4、hT2R5、hT2R7、hT2R8、hT2R9、hT2R10、hT2R13、hT2R14、hT2R16、hT2R44、hT2R44、hT2R50、hT2R54、hT2R55、hT2R61、hT2R64、hT2R65、hT2R67、hT2R71、hT2R75、およびhT2R76から選択されるヒトT2R苦味受容体を調節する化合物を同定するアッセイであって、前記苦味受容体は、アセサルフェームK、アセトアミノフェン、2-アセチルピラジン、アロイン、アミノ-2-ノルボルナン-カルボン酸、アミグダリン、アンドログラフォリド、アルブチン、アリストロキン酸、アトロピン、ブルシン、4-ベンジルピペリジン、カフェイン、クロラムフェニコール、クロロキン、シンコニン、シプロフロキサシン、クラリスロマイシン、クリンダマイシン、シクロヘキシミド、シクロオクタノン、安息香酸デナトニウム、デキサメタゾン、塩酸ジルチアゼム、ジイソブチルアミン、ジメチルビグアナイド、2,6-ジメチルピペリジン、ドキセピン、マレイン酸エナラプリル、エドロホニウム、エノキサシン、(-)エピカテキン、(-)エリスロマイシン、エチルピラジン、ファモチジン、ガバペンチン、ギンゴライドA、ゴイトリン、グアイアコールグリセリルエーテル、塩酸ラベタロール、リナマリン、ロメフロキサシン、(-)ルピニン、N-メチルチオ尿素、1-メチル-2-キノリノン、メチルプレドニゾロン、ニトロフタレン、ニトロサッカリン、オフロキサシン、オレウロペイン(oleuropein)、オメプラゾール、塩化オキシブチニン、オキシフェノニウムHBr、ペプチド-LPFNQL(配列番号51)、ペプチド-LPFSQL(配列番号52)、ペプチド-YQEPVLGPVRGPFPIIV(配列番号57)、ペプチド-PVLGPVRGPFPIIV(配列番号58)、ペプチド-PVRGPFPIIV(配列番号55)、ペプチド-RGPFPIIV(配列番号56)、N-エチル-N ́-フェニル尿素、2-ピコリン、ピクリン酸、ピレンゼピン二塩酸塩、フェニルチオカルバミド、プレドニゾン、プロカインアミド、6-n-プロピル-2-チオウラシル、クァシン、キナクリン、キニーネ、ラニチジン、サッカリン、D-(-)-サリシン、硫酸スパルテイン5水和物、オクタ酢酸スクロース、ストリキニーネ、スルファメトキサゾール、テオブロミン、チオアセトアニリド、チオカルバニリド、トラゾリン、トリル尿素、トラピジル(trapidil)、トリメトプリム、およびL-トリプトファンから選択される少なくとも1つの苦味リガンド、または構造上関連する化合物に特異的に応答し、
i.hT2R1、hT2R4、hT2R5、hT2R7、hT2R8、hT2R9、hT2R10、hT2R13、hT2R14、hT2R16、hT2R44、hT2R50、hT2R51、hT2R54、hT2R55、hT2R61、hT2R64、hT2R65、hT2R67、hT2R71、hT2R75、およびhT2R76ポリペプチドのうちの少なくとも1つであって、それぞれ、(1)配列番号4、6、8、10、12、16、18、20、22、24、26、28、30、32、34、36、38、40、42、44、46、および48に含まれるポリペプチド配列を有する、および/または(2)それぞれ、配列番号3、5、7、9、11、13、17、19、21、23、25、27、29、31、33、35、37、39、41、43、45、および47に含まれる核酸配列でコードされる、および/または(3)ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下で、(2)における配列にハイブリダイズする核酸配列によりコードされる、および/または(4)(1)における配列への少なくとも90%の配列同一性を保有するポリペプチド配列を有するhT2Rポリペプチド、または前記苦味リガンドもしくは構造上関連する化合物のうちの少なくとも1つにより活性化される、(1)、(2)、(3)、もしくは(4)のうちのいずれかのフラグメントもしくはキメラの、活性化を誘発するために、前記苦味化合物のうちの少なくとも1つへのその効果のために化合物をスクリーニングするステップと、
ii. 前記苦味化合物または構造上関連する化合物のうちの少なくとも1つによる前記受容体の活性化へのその効果に基づいて、前記化合物が、苦味を調節するかどうかを判定するステップと、
iii. 前記苦味化合物のうちの少なくとも1つにより前記ヒト苦味受容体の活性化を調節する場合、潜在的な苦味モジュレータとして前記化合物を同定するステップと、を含む、アッセイ。
IPC (7):
C12Q 1/02
, C12Q 1/68
, C12N 15/09
, C12N 5/10
, G01N 33/15
, G01N 33/50
, G01N 21/78
FI (7):
C12Q1/02
, C12Q1/68 A
, C12N15/00 A
, C12N5/00 B
, G01N33/15 Z
, G01N33/50 Z
, G01N21/78 C
F-Term (42):
2G045AA35
, 2G045CB01
, 2G045FB12
, 2G054AA08
, 2G054CA10
, 2G054CA22
, 2G054CA23
, 2G054CE02
, 2G054EA03
, 4B024AA11
, 4B024BA63
, 4B024CA02
, 4B024DA03
, 4B024EA04
, 4B024HA14
, 4B063QA01
, 4B063QA05
, 4B063QA13
, 4B063QA18
, 4B063QQ08
, 4B063QQ89
, 4B063QQ91
, 4B063QR32
, 4B063QR55
, 4B063QR58
, 4B063QR77
, 4B063QR80
, 4B063QS34
, 4B063QS36
, 4B063QS38
, 4B063QX02
, 4B065AA93X
, 4B065AB01
, 4B065AC12
, 4B065BA02
, 4B065CA24
, 4B065CA46
, 4H045BA10
, 4H045CA40
, 4H045DA50
, 4H045EA50
, 4H045FA74
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