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J-GLOBAL ID:201103035334066063

創傷が治癒しているかどうかを判定するために創傷組織の光学特性の変化を測定し、近赤外吸収(fNIR)および拡散反射分光散乱(DRS)を、組織新血管新生およびコラーゲン濃度と相関させる方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 葛和 清司
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):2011506390
Publication number (International publication number):2011518339
Application date: Apr. 21, 2009
Publication date: Jun. 23, 2011
Summary:
近赤外拡散反射分光法によって測定された創傷治癒中の組織の光学的変化は、組織学的変化と相関があることが示される。近赤外吸収係数は、時間経過における血管内方成長と相関があり、これに対して拡散反射分光法(DRS)データはコラーゲン濃度と相関があった。より深い場所における創傷組織の光学特性の変化も、近赤外波長における拡散光子密度波(DPDW)手法によって定量化される。半無限媒体に対する拡散方程式を使用して、周波数領域装置または時間領域装置による位相と振幅の測定値に基づいて、吸収係数および散乱係数を計算する。非創傷部位と比較して、創傷の吸収係数および散乱係数の増加と、血液飽和の減少とが観察された。これらの変化は、創傷の治癒段階と相関があった。創傷の治癒状態に関する情報を収集するのに使用する手法は、(例えば、糖尿病の)患者における創傷治癒剤の効能を臨床的に評価するのに使用できるとともに、創傷治癒の進行、特に糖尿病による慢性創傷の治癒を検出する非侵襲的方法として使用できる。この手法は、虚血性環境、障害のある治癒状態、および圧迫潰瘍、静脈潰瘍、および偏在性潰瘍などの、新生の表面下組織劣化に適用できる。
Claim (excerpt):
創傷組織を光源からの光で照射するステップ、 前記光が前記創傷組織中を伝播するときに、前記光の振幅および/または位相シフトを測定するステップ、 該測定値を使用して光吸収係数および/または換算散乱係数を計算するステップ、および 創傷組織内のコラーゲン濃度と、測定パラメータから計算された前記換算散乱係数とを相互に関係づけるステップ、および/または前記測定値を使用して、前記創傷組織内の血管内方成長および/または虚血と、光吸収係数とを相互に関係づけるステップ を含む、創傷の治癒状態に関する情報を収集する方法。
IPC (1):
G01N 21/27
FI (1):
G01N21/27 Z
F-Term (14):
2G059AA01 ,  2G059AA05 ,  2G059BB12 ,  2G059EE01 ,  2G059EE02 ,  2G059FF01 ,  2G059FF04 ,  2G059GG01 ,  2G059HH01 ,  2G059JJ17 ,  2G059JJ19 ,  2G059KK01 ,  2G059MM14 ,  2G059MM17
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (3)
Article cited by the Patent:
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