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J-GLOBAL ID:201103052319579803

強度および延性に優れたアルミニウム合金厚板の製造方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (2): 棚井 澄雄 ,  豊田 武久
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):2009208938
Publication number (International publication number):2011058047
Application date: Sep. 10, 2009
Publication date: Mar. 24, 2011
Summary:
【課題】1.0%以上のCuを含有するAl-Zn-Mg-Cu系熱処理型合金の熱間圧延による50mm以上の厚板の製造方法として、製造条件の制御により、粗大な金属間化合物の低減を図り、これにより高強度を確保しつつ延性(靭性)の大幅な改善を図る。【解決手段】Cu1.0〜3.0%を含有するAl-Zn-Mg-Cu系合金について、鋳塊に450〜520°Cで1時間以上の均質化処理を行なった後の冷却過程において、少なくとも400°Cまでの平均冷却速度を100°C/hr以上に規制し、その後300〜440°Cの範囲内の温度で50mm以上の板厚まで熱間圧延した後、溶体化処理・焼入れおよび人工時効処理を施し、円相当径で5μmを越える金属間化合物の総面積率を2%以下とした厚板を得る。また前記均質化処理後、室温まで冷却した状態で測定した鋳塊の導電率が40IACS%以下となるように制御する。【選択図】なし
Claim (excerpt):
Zn5.0〜7.0%(mass%、以下同じ)、Mg1.0〜3.0%、Cu1.0〜3.0%を含有し、かつCr0.05〜0.3%、Zr0.05〜0.25%、Mn0.05〜0.40%、Sc0.05〜0.35%のうちから選ばれた1種もしくは2種以上を合計量が0.05〜0.5%の範囲内で含有し、さらに不純物としてSiを0.25%以下、Feを0.25%以下に規制し、残部がAlおよびその他の不可避的不純物としたAl-Zn-Mg-Cu系アルミニウム合金を用い、その鋳塊に、450〜520°Cの範囲内の温度で1時間以上保持する均質化処理を行なった後、鋳塊を冷却する過程において、少なくとも400°Cまでの平均冷却速度を100°C/hr以上に規制し、その後300〜440°Cの範囲内の温度で50mm以上の板厚まで熱間圧延を行なった後、溶体化処理・焼入れおよび人工時効処理を施し、円相当径で5μmを越える金属間化合物の総面積率を2%以下とした厚板を得ることを特徴とする、強度および延性に優れたアルミニウム合金厚板の製造方法。
IPC (2):
C22F 1/053 ,  C22C 21/10
FI (2):
C22F1/053 ,  C22C21/10

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