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J-GLOBAL ID:201103069531046220

質量分析方法及び質量分析装置

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 特許業務法人京都国際特許事務所
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):2010003962
Publication number (International publication number):2011145089
Application date: Jan. 12, 2010
Publication date: Jul. 28, 2011
Summary:
【課題】シアル酸等、脱離し易い修飾物が結合した糖鎖、ペプチドをMSn分析する際に、得られるマス(MSn)スペクトルの感度を高めることで構造解析の精度を向上させる。【解決手段】分析対象の化合物Aから生成された各種イオンをイオントラップ内に捕捉した後に、質量選別を行うことなく(シアル酸が脱離したイオンを捕捉したまま)[M+H]+に対するCIDを実行する。これにより、1個のシアル酸が脱離した[M-Sia+2H]+が増加するから、次に質量選別を行うことなく[M-Sia+2H]+に対するCIDを実行する。このようにして全てのシアル酸が脱離した[M-3Sia+4H]+を増量した後に、該イオンに対する質量選別及びCIDを実行し、該イオンに由来する各種プロダクトイオンを生成させてそれを質量分析・イオン検出する。従来手法では分析に使用されていないイオンがマススペクトルに反映されるため高感度となる。【選択図】図3
Claim (excerpt):
イオンを捕捉しつつ解離させることが可能なイオン保持手段を具備する質量分析装置を用いた質量分析方法であって、前記イオン保持手段に捕捉されている解離操作対象である第1のイオン種が、同時に該イオン保持手段に捕捉されている第2のイオン種の解離で生成されるプロダクトイオンと同一種であるとき、 a)第2のイオン種に対し質量電荷比に応じたイオン選別操作を行うことなく解離操作を行うことにより、その解離操作の前から前記イオン保持手段に存在する第1のイオン種を該イオン保持手段に捕捉し続けつつ、第2のイオン種由来のプロダクトイオンである第1のイオン種を新たに生成させる予備的解離ステップと、 b)前記予備的解離ステップにより新たに生成された第1のイオン種を、該予備的解離ステップにおいて捕捉し続けていた第1のイオン種に加えて捕捉し、それら第1のイオン種をプリカーサイオンとして質量電荷比に応じて選別した上で解離させる主解離ステップと、 を実行することを特徴とする質量分析方法。
IPC (2):
G01N 27/62 ,  H01J 49/42
FI (3):
G01N27/62 V ,  H01J49/42 ,  G01N27/62 E
F-Term (13):
2G041CA01 ,  2G041DA04 ,  2G041FA10 ,  2G041FA12 ,  2G041GA04 ,  2G041GA05 ,  2G041GA08 ,  2G041GA10 ,  2G041GA24 ,  2G041JA15 ,  2G041KA01 ,  5C038JJ06 ,  5C038JJ11

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