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J-GLOBAL ID:201203068003922930

非定常流れを利用した流体機械、風車、及び流体機械の内部流れ増速方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 林 靖
Gazette classification:再公表公報
Application number (International application number):JP2010001809
Publication number (International publication number):WO2010109800
Application date: Mar. 15, 2010
Publication date: Sep. 30, 2010
Summary:
ケーシングの設計、製造が容易で、ケーシングの形状により渦列流れを形成し、出口側に強い負圧の負圧領域を実現して、内部流れを増速する非定常流れを利用した流体機械、風車、内部流れ増速方法を提供することを目的とする。本発明は、ケーシング2の基準の形状が、前縁2bと後縁2dとの間を連絡しかつこの前後縁間のスロート部2aと対応した軸方向位置に凸部を有するサイクロイド曲線から構成され、ケーシング2の内周面201には、スロート部2aとこれより後流側に負圧領域を生成するための渦生成面2cが形成されると共にさらにこの渦生成面2cに隣接するスロート側隣接面の境界に内部流れを剥離させる第2の流出勾配が形成され、かつケーシング2の外周面202には、後縁2dに第1の流出勾配が形成され、非流線形のケーシングにより渦生成面2cの背後に強い渦度の負圧領域を生成して内部流れを増速することを主な特徴とする。
Claim (excerpt):
環状をなしてその軸方向断面が非流線形の形状を有するケーシングと、前記ケーシング内のスロート部に配設され軸周りに回転する羽根車を備え、周囲を流れる流れを前縁で内外の流れに分割しかつ強制的に流れの剥離を起こし、この剥離によって前記ケーシング後方に渦列を形成し、前記渦列と渦列ゆらぎによって環状方向にセル構造を有する負圧領域を形成して、前記ケーシング内を流れる内部流れの流速を増加する非定常流れを利用した流体機械であって、 前記ケーシングの肉厚形成の基準とされる基準線が、軸方向断面において前記前縁と後縁との間を連絡しかつこの前後縁間の前記スロート部の位置に凸部を有するサイクロイド曲線から構成され、 前記ケーシングの半径方向で内周側の面には、前記スロート部とこのスロート部より後流側に前記負圧領域を生成するための渦生成部が形成され、さらにこの渦生成部に隣接するスロート側隣接面にはその境界位置に内部流れを剥離させる第2の流出勾配が形成され、かつ前記ケーシングの外周側の面には、前記後縁に外部流れをこの後縁位置で剥離させる第1の流出勾配が形成され、 前記第1の流出勾配は前記前縁と前記後縁とを結ぶ円錐の母線の勾配以上の勾配に設定され、かつ前記第2の流出勾配は、前記基準のサイクロイド曲線が前記内周の面とされた場合における渦生成部先端の勾配を基準にこれ以下の勾配に設定され、 前記非流線形のケーシングにより前記渦生成部の背後に強い渦度の負圧領域を生成して内部流れを増速することを特徴とする非定常流れを利用した流体機械。
IPC (1):
F03D 1/04
FI (1):
F03D1/04 B
F-Term (4):
3H078AA02 ,  3H078AA26 ,  3H078BB11 ,  3H078CC44

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