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J-GLOBAL ID:201303048564526950

誘電泳動を利用する細胞識別方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 特許業務法人 有古特許事務所
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):2012111134
Publication number (International publication number):2013238463
Application date: May. 15, 2012
Publication date: Nov. 28, 2013
Summary:
【課題】誘電泳動を利用する従来の細胞識別方法よりも、表面抗原を発現している細胞のマイクロバンドアレイ電極上への捕捉率が高い、新規な細胞識別方法を提供すること。【解決手段】細胞懸濁液の導電率を200mS/m〜500mS/mとし、交互くし型マイクロバンドアレイ電極のすべてのバンド電極と対向する導電性基板との間に50kHz以上500kHz以下の周波数と15Vpp以上20Vpp以下の振幅(印加電圧強度)とを有する交流電圧を印加する。その後、片側の電極への交流電圧印加を停止する。それにより、マイクロバンドアレイ電極表面に固定された抗体と反応せずに捕捉されなかった細胞だけを、片側のバンドアレイ電極上へと効率よく移動及び集積させることが可能となる。【選択図】図8
Claim (excerpt):
マイクロ流路型デバイスを利用し、表面に特定抗原を発現している細胞を誘電泳動によって識別する細胞識別方法であって、 前記マイクロ流路型デバイスは、 基板と、 基板上に配置される交互くし型マイクロバンドアレイ電極と、 前記交互くし型マイクロバンドアレイ電極のバンド電極が露出するように前記交互くし型マイクロバンドアレイ電極上に配置される絶縁性薄膜と、 前記絶縁性薄膜上に配置されるスペーサーと、 前記交互くし型マイクロバンドアレイ電極に対向するように前記スペーサー上に配置される導電性基板とを備え、 前記基板表面の少なくともバンド電極間には細胞表面に発現する抗原に対する抗体が固定化されており、 前記方法は、 細胞を含有する導電率200mS/m以上500mS/m以下の試料液を調製する工程Aと、 前記試料液を前記マイクロ流路型デバイスのバンド電極上に導入する工程Bと、 前記交互くし型マイクロバンドアレイ電極のすべてのバンド電極と前記導電性基板との間に50kHz以上500kHz以下の周波数と15Vpp以上25Vpp以下の振幅とを有する交流電圧を印加する工程Cと、 前記工程C後、交互くし型マイクロバンドアレイ電極を観察し、電極間ギャップに存在する細胞数を測定する工程E0と、 前記工程E0後、前記交互くし型マイクロバンドアレイ電極のバンド電極のうち、一つおきとなる半数のバンド電極と前記導電性基板との間の交流電圧の印加を停止する工程Dと、 前記工程D後、交互くし型マイクロバンドアレイ電極を観察し、電極間ギャップに存在する細胞数を測定する工程Eと、 を順に有する方法。
IPC (6):
G01N 33/53 ,  G01N 37/00 ,  G01N 33/543 ,  G01N 15/14 ,  G01N 27/22 ,  G01N 27/02
FI (8):
G01N33/53 Y ,  G01N37/00 101 ,  G01N37/00 102 ,  G01N33/543 597 ,  G01N15/14 A ,  G01N15/14 C ,  G01N27/22 B ,  G01N27/02 D
F-Term (11):
2G060AA07 ,  2G060AA15 ,  2G060AD06 ,  2G060AE20 ,  2G060AF03 ,  2G060AF11 ,  2G060AG10 ,  2G060FA01 ,  2G060FA10 ,  2G060FA15 ,  2G060KA10

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