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J-GLOBAL ID:201303080620479723

結合評価方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (3): 寺本 光生 ,  志賀 正武 ,  高橋 久典
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):2012243999
Publication number (International publication number):2013091640
Application date: Nov. 05, 2012
Publication date: May. 16, 2013
Summary:
【課題】高分子化合物と評価対象化合物との結合部位を従来よりも効率良く解明すると供に、高分子化合物と評価対象化合物との結合位置の信憑性を従来よりも向上させる。【解決手段】高分子化合物に対する評価対象分子の結合を数値計算に基づいて評価する方法であって、評価対象分子を構成する各原子の電子受容性及び電子供与性の度合いに基づいて高分子化合物のどの原子と評価対象分子のどの原子とが結合するかを特定する。【選択図】図1
Claim (excerpt):
高分子化合物に対する評価対象分子の結合を数値計算に基づいて評価する方法であって、 前記高分子化合物の活性部位に対する前記評価対象分子の結合位置を複数設定して得られた、前記高分子化合物と前記評価対象分子とから成る各解析モデルのそれぞれについて、古典分子動力学法を用いて位置エネルギーと運動エネルギーとの和である内部エネルギーを数値計算し、該内部エネルギーが最小値となる結合位置を前記高分子化合物の活性部位に対する前記評価対象分子の結合位置として特定する第1ステップと、 前記第1ステップで特定された結合位置にて結合する前記高分子化合物と前記評価対象分子とから成る解析モデルについて、前記評価対象分子を構成する各原子の原子核を中心として波動関数Φ(r)が「0」に漸近する距離rを半径とする3次元空間を限定領域として設定し、当該限定領域についての波動関数Φ(r)と有効ポテンシャルV(r)の初期値を設定する第2ステップと、 前記第2ステップで設定した波動関数Φ(r)の初期値を下記(1)式に代入することで、前記限定領域の電荷密度ρ(r)の初期値を算出する第3ステップと、 前記第2ステップで設定した有効ポテンシャルV(r)の初期値と、前記第3ステップで算出した電荷密度ρ(r)の初期値とに基づいて、下記(2)式で表されるシュレディンガーの波動方程式を解くことにより、前記限定領域の波動関数Φ(r)を算出する第4ステップと、 前記第4ステップで算出した波動関数Φ(r)を下記(1)式に代入することで、前記限定領域の電荷密度ρ(r)を算出する第5ステップと、 前記第5ステップで算出した電荷密度ρ(r)と前回算出した電荷密度ρ(r)とが等しいか否かを判断し、両者が等しくない場合には、前記シュレディンガーの波動方程式を解くことで得られた波動関数Φ(r)及び有効ポテンシャルV(r)を新たな初期値として第4ステップに戻る一方、両者が等しい場合には、次ステップに移行する第6ステップと、 前記第6ステップで等しいと判断された電荷密度ρ(r)を下記(3)及び(4)式で表される福井関数に代入することで、前記限定領域における電子受容性の度合いを示すLUMOf+(r)及び電子供与性の度合いを示すHOMOf-(r)を算出する第7ステップと、を有し、 前記第7ステップによるLUMOf+(r)及びHOMOf-(r)の算出結果に基づいて、前記限定領域において前記高分子化合物のどの原子と前記評価対象分子のどの原子とが結合するかを特定することを特徴とする結合評価方法。
IPC (2):
C07B 61/00 ,  A61K 31/352
FI (2):
C07B61/00 Z ,  A61K31/352
F-Term (6):
4C086BA08 ,  4C086NA20 ,  4C086ZC41 ,  4H006AA03 ,  4H006AB20 ,  4H006AB99

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