Pat
J-GLOBAL ID:201603005591780908

多能性幹細胞から心筋細胞を分化誘導する方法、並びに該方法に好適な培地添加剤、分化誘導調節剤、培地、培地作製用キット、及び多能性幹細胞から心筋細胞を分化誘導するためのキット

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (6): 棚井 澄雄 ,  飯田 雅人 ,  大浪 一徳 ,  廣田 浩一 ,  流 良広 ,  松田 奈緒子
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):2014178285
Publication number (International publication number):2016049099
Application date: Sep. 02, 2014
Publication date: Apr. 11, 2016
Summary:
【課題】高品質な心筋細胞を、大量に、安定して、安価に、かつ簡便に製造することが可能な多能性幹細胞から心筋細胞を分化誘導する方法、並びに該方法に好適な培地添加剤、分化誘導調節剤、培地、培地作製用キット、及び多能性幹細胞から心筋細胞を分化誘導するためのキットを提供すること。【解決手段】多能性幹細胞を浮遊培養し、胚様体を形成する胚様体形成工程と、前記胚様体を浮遊培養し、中胚葉を誘導する中胚葉誘導工程と、前記中胚葉誘導後の胚様体を浮遊培養し、心筋細胞を誘導する心筋細胞誘導工程とを含み、前記心筋細胞誘導工程が、第1の心筋細胞誘導処理と、第2の心筋細胞誘導処理とを含み、前記各工程における培地が、特定の培地であることを特徴とする多能性幹細胞から心筋細胞を分化誘導する方法などである。【選択図】なし
Claim (excerpt):
多能性幹細胞を浮遊培養し、胚様体を形成する胚様体形成工程と、 前記胚様体を浮遊培養し、中胚葉を誘導する中胚葉誘導工程と、 前記中胚葉誘導後の胚様体を浮遊培養し、心筋細胞を誘導する心筋細胞誘導工程とを含み、 前記心筋細胞誘導工程が、第1の心筋細胞誘導処理と、第2の心筋細胞誘導処理とを含み、 前記胚様体形成工程における培地が、第1の分化誘導培地に、ROCK阻害剤を加えた培地、及び一液式分化誘導培地に、ROCK阻害剤を加えた培地のいずれかであり、 前記中胚葉誘導工程における培地が、第2の分化誘導培地に、Wntシグナル活性化物質を加えた培地、及び一液式分化誘導培地に、Wntシグナル活性化物質を加えた培地のいずれかであり、 前記第1の心筋細胞誘導処理における培地が、第2の分化誘導培地に、Wntシグナル抑制物質、TGF-βシグナル阻害剤、及びエストロゲン様作用物質を加えた培地、及び一液式分化誘導培地に、Wntシグナル抑制物質、TGF-βシグナル阻害剤、及びエストロゲン様作用物質を加えた培地のいずれかであり、 前記第2の心筋細胞誘導処理における培地が、第2の分化誘導培地に、エストロゲン様作用物質を加えた培地、及び一液式分化誘導培地に、エストロゲン様作用物質を加えた培地のいずれかであり、 前記第1の分化誘導培地が、基礎培地に、インスリン、トランスフェリン、アルブミン、及び1-チオグリセロールを加えた培地であり、 前記第2の分化誘導培地が、イスコフ改変ダルベッコ培地に、アルブミン、ポリビニルアルコール、エタノラミン塩酸塩、亜セレン酸ナトリウム、ヒドロコルチゾン、DL-α-トコフェロール酢酸エステル、N-アセチル-L-システイン、1-チオグリセロール、及びアスコルビン酸を加えた培地であり、 前記一液式分化誘導培地が、イスコフ改変ダルベッコ培地に、トランスフェリン、アルブミン、ポリビニルアルコール、エタノラミン塩酸塩、亜セレン酸ナトリウム、ヒドロコルチゾン、DL-α-トコフェロール酢酸エステル、N-アセチル-L-システイン、1-チオグリセロール、及びアスコルビン酸を加えた培地であることを特徴とする多能性幹細胞から心筋細胞を分化誘導する方法。
IPC (3):
C12N 5/10 ,  C12N 1/00 ,  C12N 5/077
FI (4):
C12N5/00 102 ,  C12N1/00 F ,  C12N5/00 202G ,  C12N1/00 G
F-Term (10):
4B065AA93X ,  4B065AB01 ,  4B065AC20 ,  4B065BA02 ,  4B065BB06 ,  4B065BB11 ,  4B065BB12 ,  4B065BB19 ,  4B065BB20 ,  4B065CA44
Article cited by the Patent:
Return to Previous Page