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J-GLOBAL ID:201703012898716658

ブラインド信号分離方法およびその装置

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):2017038785
Publication number (International publication number):2017191309
Application date: Feb. 13, 2017
Publication date: Oct. 19, 2017
Summary:
【課題】観測信号から未知信号源信号を推定するブラインド信号分離方法とその装置を提供する。【解決手段】窓関数を乗算した観測信号の短時間離散フーリエ変換後、観測信号の相互スペクトル密度行列をエポック時刻毎に求め、混合行列とそのエルミート行列の積、並びに観測信号の相互スペクトル密度行列のエルミート性を利用して、それらの行列の対角要素と対角要素の下に位置する要素のみから制約条件付きフォワードモデル型最小2乗型同時対角化問題を導出する。この問題をラグランジュの未定乗数法により能率的に解法し、混合行列を推定する。次いで、混合行列の条件数と分離信号の振幅スペクトルを用いてパーミュテーションの基準周波数ビンを決定め、同一信号源から発生した信号の周波数ビン間の電力比相関性を用いてパーミュテーション問題を解法し、信号分離性能を向上させる。【選択図】図1
Claim (excerpt):
互いに統計的に独立な未知信号源信号と未知の畳み込み混合系により、複数の未知信号源信号が混在した観測信号のみからブラインドで空間伝達関数を推定する方法であって、時間周波数領域においてエポック時刻毎に観測信号ベクトルから相互スペクトル密度行列を求め、各エポック時刻において周波数ビンの中からフロベニウスノルムが最大となる相互スペクトル密度行列を求め、そのノルムで全ての同エポック時刻の相互スペクトル密度行列を正規化した後、混合行列とそのエルミート行列の積、並びに相互スペクトル密度行列がエルミート行列であることを利用して、それらの行列の対角要素とその対角要素の下に位置する要素のみから混合行列を推定するために、正規化された相互スペクトル密度行列をベクトルに変換し、このベクトルの次元を削減し、混合行列の列ベクトルのノルムが1になることを制約条件としてフォワードモデル型最小2乗型同時対角化問題をラグランジュの未定乗数法により反復することなく解法することにより次元削減ベクトルを推定した後、ベクトルの次元を復元し、次元復元ベクトルを行列に変換することによって混合行列を推定し、一般化逆行列を用いて混合行列から分離行列を算出し、同一信号源から発生した信号の周波数ビンの電力比に相関があることを利用してパーミュテーション問題を解法するために、指定した周波数帯域における分離フィルタの出力信号の振幅スペクトルの平均値を求め、同周波数帯域における混合行列とそのエルミート行列の行列積によって求められる行列の条件数が最小となる周波数ビンにおいて、振幅スペクトルがその平均値以上となっている場合、この周波数ビンをパーミュテーション行列の推定のための基準周波数ビンに選択することを特徴とするブラインド信号分離方法。
IPC (2):
G10L 21/027 ,  G10L 21/030
FI (2):
G10L21/0272 100Z ,  G10L21/0308 Z

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