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J-GLOBAL ID:202104000183106222  Research Project code:11104571

熱帯性食用ナマコの産卵誘発ホルモンの解明と種苗生産技術の開発

熱帯性食用ナマコの産卵誘発ホルモンの解明と種苗生産技術の開発
Study period:2011 - 2012
Organization (1):
Research responsibility: ( , 農学研究院, 教授 )
Research overview:
本課題は、熱帯性食用ナマコの代表種であるハネジナマコの産卵を誘発するホルモン活性を解明し、同ナマコの人為産卵誘発技術の開発をめざす。ハネジナマコ周口神経を含む口器組織抽出液中に、培養下の卵巣組織から成熟卵の排卵を誘発する活性を検出した。同活性は酢酸酸性下で口器組織より効率よく抽出され、熱安定性が高い分子量数千~10,000程度の成分であった。液体クロマトグラフィーにより2つの活性画分に分離され、それぞれの構成成分が数成分程度になるまでの精製を完了した。今後、それら全成分の構造決定、化学合成と合成化合物の活性検定を経て、二つのホルモン活性成分の本体の解明が可能であると思われる。また、卵巣組織の周年顕微鏡観察により、天然の産卵期を8-9月と特定した。
Terms in the title (6):
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Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

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