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J-GLOBAL ID:202104001919802341  Research Project code:10101785

パラインフルエンザウイルスV蛋白のSTAT3分解活性を利用した新たな抗癌剤の開発

パラインフルエンザウイルスV蛋白のSTAT3分解活性を利用した新たな抗癌剤の開発
Study period:2010 - 2010
Organization (1):
Research responsibility: ( , 医学系研究科, 講師 )
Research overview:
ムンプスウイルスのV蛋白を細胞に発現させると、確かにSTAT1とSTAT3蛋白は分解した。STAT3蛋白のみを特異的に分解するような改変V蛋白の作製を試み、20種類の改変V蛋白を解析した。しかし、STAT1とSTAT3両蛋白が分解できなくなるか、STAT1蛋白のみを分解するV蛋白しか得る事が出来なかった。当初の計画にはなかったが、STAT1もしくはSTAT3蛋白の分解を迅速に定量的に検討するためのルシフェラーゼアッセイ系を構築する事に成功した。これにより、今後、STAT3蛋白を特異的に分解する改変V蛋白の検索が迅速に行なえるようになった。近い将来に、STAT3を特異的に分解するV蛋白に改変できる事が期待できる。
Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

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