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J-GLOBAL ID:202104002083607707  Research Project code:13409271

微細下部組織を有する耐水素脆化・超高強度オーステナイト鋼の創製

微細下部組織を有する耐水素脆化・超高強度オーステナイト鋼の創製
Study period:2013 - 2013
Organization (1):
Research responsibility: ( , 工学研究院, 助教 )
Research overview:
Fe-Niオーステナイト合金に対して特殊な熱処理を施すことで、試料の大半において2度の相変態が生じることが確認された。この2度の相変態によってオーステナイトの結晶方位が可逆的に復元する現象が確認される一方、その内部には高密度の転位が内在していた。この高密度転位によって、供試材の降伏強度は汎用鋼の約2.5倍に相当する450MPaに向上した。さらに、電解水素チャージ後も延性の低下は確認されず、耐水素脆化・超高強度オー ステナイト鋼としての可能性が示された。ただし、当初目標である『引張強度1,000MPa以上かつ水素脆化感受性指標が10%以下のオーステナイト鋼』は達成できておらず、更なる研究が必要である。
Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

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