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J-GLOBAL ID:202104003999698305  Research Project code:17937813

窒素利用効率の向上と温室効果ガスN2Oの排出量低減を目指した1,9-デカンジオール等の土壌窒素代謝を制御するイネの根浸出物の放出制御を通じた水田土壌微生物叢の制御

窒素利用効率の向上と温室効果ガスN2Oの排出量低減を目指した1,9-デカンジオール等の土壌窒素代謝を制御するイネの根浸出物の放出制御を通じた水田土壌微生物叢の制御
National award number:JPMJSC1703
Study period:2017 - 2020
Organization (1):
Principal investigator: ( , 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 )
DOI: https://doi.org/10.52926/JPMJSC1703
Research overview:
本研究はイネの根から分泌される脱窒抑制物質1,9-デカンジオールを介した根圏土壌微生物叢におけるメカニズム解明を通じて、窒素肥料の効率的な利用技術の開発を目指す。 具体的には日本側はメタゲノミクス解析と遺伝子機能欠損実験を用いて1,9-デカンジオールの分泌の遺伝制御の解明および水田土壌の微生物叢解析により、脱窒抑制に必要な条件を明らかにする。中国側はイネの根から分泌される脱窒を制御する物質の新規同定と1,9-デカンジオールとの役割の違いを明らかにする。得られた知見を元に、水田農業における土壌中窒素の利用効率を高め、過剰窒素肥料の使用抑制の技術開発を目指す。将来的には、それを通じた資源やエネルギーの効率的利用に貢献することが期待される。
Research program:
Parent Research Project: 植物-微生物共生系、微生物叢の機能と制御に着目した基盤技術の創出
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency
Reports :

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